ケイパビリティベースドアドレッシング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/24 06:47 UTC 版)
「メモリ保護」の記事における「ケイパビリティベースドアドレッシング」の解説
ケイパビリティベースドアドレッシング(英語版)は現代の商用コンピュータでは使われていないメモリ保護技法である。この技法では、ポインタの代わりに「ケイパビリティ」と呼ばれる保護されたオブジェクトを使用する。ケイパビリティは特権命令を使わないと生成できず、カーネルや何らかの信頼されたプロセスが担当する。それによってカーネルはプロセス群がメモリ上のどのオブジェクトにアクセスできるかを効率的に制御でき、プロセス毎にアドレス空間を分離したりコンテキストスイッチしたりする必要がなくなる。この技法は商用ハードウェアでは主流になっていないが、研究用システムとしてはKeyKOS(英語版)があり、概念としてはSmalltalkやJavaなどの仮想機械の基盤となっている。
※この「ケイパビリティベースドアドレッシング」の解説は、「メモリ保護」の解説の一部です。
「ケイパビリティベースドアドレッシング」を含む「メモリ保護」の記事については、「メモリ保護」の概要を参照ください。
- ケイパビリティベースドアドレッシングのページへのリンク