グングヌムとは? わかりやすく解説

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グングヌム

名前 Gungunum

グングヌム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/23 04:01 UTC 版)

グングヌムGungunum)は、南部メソポタミアの都市国家ラルサの王[注釈 1]。伝統的なラルサ王名表によると、彼はラルサの第5代王であり、彼自身の碑文によればサミウムの息子かつ前王ザバイアの兄弟である。彼の名前はアムル語であり、「保護」「防御」「庇護」などを意味する「gungun」という単語から来ている[2]


注釈

  1. ^ 在位期間はいわゆる古代オリエントの年代学における中年代説に基づく。これは最近ではある程度正しいと確認されている[1]
  2. ^ グングヌムの治世第7年の年名を記載した文書がウル市から見つかっている。だが、この年名はラルサのアビ・サレ王の治世第11年(前1895年)の年名と同一であるため、この文書はアビ・サレ王に関わるものである可能性がある。一方で、ウルにおけるグングヌムの治世第10年の年名使用は確実に証明されている。Charpin 2004, p. 71, footnote 223を参照。
  3. ^ 問題の建築活動の中には要塞都市ドゥンヌム(Dunnum)の建設活動、グングヌムの治世第22年のいわゆるイシャルトゥム(Išartum)運河の掘削、そして治世第23年のカ・ゲシュティン・アナ(Ka-Geštin-ana)の「偉大な壁」の完成などが含まれる。

出典

  1. ^ 板倉ら 1988, p. 93、およびManning SW, Griggs CB, Lorentzen B, Barjamovic G, Ramsey CB, Kromer B, et al. (2016) Integrated Tree-Ring-Radiocarbon High-Resolution Timeframe to Resolve Earlier Second Millennium BCE Mesopotamian Chronology. PLoS ONE 11(7): e0157144を参照。 doi:10.1371/journal.pone.0157144
  2. ^ Fitzgerald 2002, p. 37-38
  3. ^ Fitzgerald 2002, p. 38
  4. ^ Fitzgerald 2002, p. 159–160
  5. ^ Fitzgerald 2002, p. 38-39
  6. ^ Steinkeller 1982, p. 240–243
  7. ^ a b Fitzgerald 2002, s. 39
  8. ^ Fitzgerald 2002, p. 40-41
  9. ^ McIntosh 2005, p. 84
  10. ^ a b c Charpin 2004, p. 72
  11. ^ Fitzgerald 2002, p. 41-42
  12. ^ Fitzgerald 2002, p. 42-44
  13. ^ Charpin 2004, p. 74
  14. ^ Tyborowski 2012, p. 252
  15. ^ a b c Fitzgerald 2002, p. 42
  16. ^ Bryce 2009, p. 441
  17. ^ Frayne 1990, s. 439
  18. ^ Michalowski 1977, p. 88. But see Verkinderen (2006) for an alternative location of Durum
  19. ^ Bryce 2009, p. 512
  20. ^ Van De Mieroop 2015, p. 96
  21. ^ Frayne 1998, p. 27-28
  22. ^ Frayne 1998, p. 28
  23. ^ Fitzgerald 2002, p. 44. See also footnote no. 27
  24. ^ Tyborowski 2012, p. 252–254
  25. ^ Fitzgerald 2002, p. 45-46


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