グローバル環境とローカル環境
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 00:30 UTC 版)
「HP-71B」の記事における「グローバル環境とローカル環境」の解説
71Bでは、メモリ内に環境(environment)と呼ばれる領域が確保され、プログラムから利用される。 初期状態では、グローバル環境とメインプログラム用ローカル環境の二つの環境が存在している。 ファイル名、コマンドスタック、フラグ、タイマー、システム設定状態などは、全てのプログラムから参照可能なグローバル環境内に置かれている。 サブプログラムが呼び出されると、呼出し側のプログラムが使用しているローカル環境はメモリへとセーブされ、プログラムからは見えなくなる。同時に呼び出されたサブプログラム用のローカル環境が生成され、実引数がコピーされる。サブプログラム内で使用されるローカル変数などもここに確保される。 ユーザー定義関数も呼び出されるとユーザー定義関数ローカル環境がプログラム用ローカル環境の内部に生成される。 このように、サブプログラムが呼び出される毎にローカル環境が生成されるため、メモリ残量の許す限りではあるが、再帰的なプログラムの作成も可能となっている。
※この「グローバル環境とローカル環境」の解説は、「HP-71B」の解説の一部です。
「グローバル環境とローカル環境」を含む「HP-71B」の記事については、「HP-71B」の概要を参照ください。
- グローバル環境とローカル環境のページへのリンク