グリニッジ男爵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/09 23:44 UTC 版)
グリニッジ男爵(英語: Baron Greenwich)は、イギリス(連合王国)の男爵位。これまでに二度、1767年にグレートブリテン貴族として、1947年に連合王国貴族としてそれぞれ創設されている。
1767年に「カウンティ・オブ・ケントにおけるグリニッジ男爵(Baroness Greenwich, in the County of Kent)」に叙されたキャロライン・タウンゼンドは、1705年にグリニッジ伯爵・1719年にグリニッジ公爵を授けられていた第2代アーガイル公爵ジョン・キャンベルの長女であった。叙爵時の特許状において彼女の後夫チャールズ・タウンゼンド(タウンゼンド諸法を主導した財務大臣として知られる)との間に生まれた男系男子に継承権を限ると定められていたものの彼との間に男子に先立たれたため、1794年に彼女の死去によって断絶した。
1947年の「カウンティ・オブ・ロンドンにおけるグリニッジのグリニッジ男爵(Baron Greenwich, of Greenwich in the County of London)」は、ギリシャ・デンマーク王子であったフィリップ・マウントバッテンがエリザベス王女と結婚するにあたってエディンバラ公爵・メリオネス伯爵とともに叙されたものである[1]。
グリニッジ男爵 (第1期; 1767年)
グリニッジ男爵 (第2期; 1947年)
- フィリップ・マウントバッテン (初代エディンバラ公爵・初代メリオネス伯爵・初代グリニッジ男爵) (1947年11月20日 - 2021年4月9日)
- チャールズ (ウェールズ公) (2021年4月9日 - 2022年9月8日)
出典
- ^ "No. 38128". The London Gazette (英語). 21 November 1947. pp. 5495–5496. 2016年8月27日閲覧。
グリニッジ男爵 (第1期; 1767年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/03 13:54 UTC 版)
「グリニッジ男爵」の記事における「グリニッジ男爵 (第1期; 1767年)」の解説
キャロライン・タウンゼンド (初代グリニッジ男爵)(英語版) (1767年8月28日 – 1794年1月11日)1794年、断絶。
※この「グリニッジ男爵 (第1期; 1767年)」の解説は、「グリニッジ男爵」の解説の一部です。
「グリニッジ男爵 (第1期; 1767年)」を含む「グリニッジ男爵」の記事については、「グリニッジ男爵」の概要を参照ください。
- グリニッジ男爵のページへのリンク