グラインディング・ストーンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > グラインディング・ストーンの意味・解説 

グラインディング・ストーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/09 19:22 UTC 版)

『グラインディング・ストーン』
ゲイリー・ムーア・バンドスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ハードロックブルースロックプログレッシブ・ロック
時間
レーベル CBSレコード
プロデュース マーティン・バーチ
専門評論家によるレビュー
ゲイリー・ムーア アルバム 年表
グラインディング・ストーン
(1973年)
バック・オン・ザ・ストリーツ
(1978年)
テンプレートを表示

グラインディング・ストーン(Grinding Stone)』は、北アイルランドギタリストゲイリー・ムーア1973年に「ゲイリー・ムーア・バンド(The Gary Moore Band)」名義で発表したスタジオ・アルバム

解説

ムーアは1972年にスキッド・ロウを脱退し、同年にジョン・カーティスとピアース・ケリーを迎えたトリオ「ゲイリー・ムーア・バンド」を結成するが、最終的には本作限りでバンドを解散させ、その後は短期間シン・リジィに加入した[1]

Lars Lovénはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「大概のメタル・ファン向けではないかもしれないし、ムーアを象徴する作品でも、彼の最高傑作でもない。しかし、ムーアがこれほど様々な音楽の融合を試みたことはなく、『グラインディング・ストーン』で聴ける、極めて個人的かつインストゥルメンタル主体のブルースは、実にユニークなだけでなく、彼が1990年代に演奏することとなるブルースのヒット・パレードよりも遥かに面白味があり、1973年当時のブリティッシュ・ブルース勢の大多数よりも創造的である」と評している[2]。また、ヒュー・フィールダーは2017年のレビューにおいて、タイトル曲に関してはサンタナ、「タイム・トゥ・ヒール」に関してはオールマン・ブラザーズ・バンドからの影響を指摘した上で「全体的には焦点が定まっておらず、明確な独自性に欠けている」「1978年の『バック・オン・ザ・ストリーツ』こそゲイリー・ムーア物語の真の出発点だ。『グラインディング・ストーン』は好奇心旺盛なマニア向け」と評している[3]

収録曲

全曲ともゲイリー・ムーア作。1. 4.はインストゥルメンタル

  1. グラインディング・ストーン - "Grinding Stone" – 9:42
  2. タイム・トゥ・ヒール - "Time to Heal" – 6:22
  3. セイル・アクロス・ザ・マウンテン - "Sail Across the Mountain" – 6:58
  4. エナジー・ダンス - "The Energy Dance" – 2:28
  5. スピリット - "Spirit" – 17:16
  6. ブギ・バック・ホーム - "Boogie My Way Back Home" – 5:39

参加ミュージシャン

アディショナル・ミュージシャン

脚注

  1. ^ Prato, Greg. “Gary Moore - Biography & History”. AllMusic. 2020年1月5日閲覧。
  2. ^ Lovén, Lars. “Grinding Stone - Gary Moore Band, Gary Moore”. AllMusic. 2020年1月5日閲覧。
  3. ^ Fielder, Hugh (2017年11月4日). “The Gary Moore Band - Grinding Stone album review”. loudersound.com. Future plc. 2020年1月5日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  グラインディング・ストーンのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「グラインディング・ストーン」の関連用語

グラインディング・ストーンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



グラインディング・ストーンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのグラインディング・ストーン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS