【クリップトデルタ】(くりっぷとでるた)
デルタ翼の翼端を大きく切り欠いたような形状の翼。「切り欠き三角翼」とも。
後退翼とデルタ翼の中間的存在であり、無尾翼機よりもむしろ有尾翼機に採用されることが多い。
通常のデルタ翼に比べ、後退角を浅くしながら翼面積を大きく取れるため、幅広い速度域での旋回性能が求められる戦闘機に適する。
ただし、それでも比較的翼端失速を起こしやすく、主翼前縁にコニカルキャンバー・前縁スラット・捻り下げなどの防止策を併用することもある。
採用例はF-4・F-8・F-15・F-16・MiG-25など。
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