クラーゲリョーとは? わかりやすく解説

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クラーゲリョー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 06:08 UTC 版)

クラーゲリョー
都市
Kragerø kommune

徽章

ノルウェーにおける
テレマルク県の位置

テレマルク県におけるクラーゲリョーの位置
座標: 北緯58度53分13秒 東経9度20分49秒 / 北緯58.88694度 東経9.34694度 / 58.88694; 9.34694座標: 北緯58度53分13秒 東経9度20分49秒 / 北緯58.88694度 東経9.34694度 / 58.88694; 9.34694
 ノルウェー
テレマルク県
地区 Vestmar
市役所 クラーゲリョー
行政
 • 市長 (2015年現在) Jone Blikra (ノルウェー労働党)
面積
 • 計 305.46 km2
 • 陸地 288.63 km2
人口(2023)
 • 計 10,505人
 • 密度 34人/km2
等時帯 中央ヨーロッパ時間UTC+01:00
 • 夏時間(DST 中央ヨーロッパ夏時間UTC+02:00
ISO 3166コード NO-4014
公用語 ニュートラル
ウェブサイト www.kragero.kommune.no
Statistics Norwayのデータ

クラーゲリョークラーゲレークラーゲロなどとも、Kragerø  発音[ヘルプ/ファイル]))は、ノルウェーテレマルク県の町・自治体である。Vestmar地区に属する。クラーゲリョー自治体の行政の中心地はクラーゲリョー町である。県の南端に位置する。自治体の面積は305 km2[1]、人口は10,505人(2023年[2])。

概要

ロンドンの「インデペンデント」紙は、クラーゲリョーについて、「ノルウェーの人は、日常から逃げ出したい時、必ずクラーゲリョーに行く。森、フィヨルド、島が、彼らを待っている。エドヴァルド・ムンクが平安と安らぎを見出した場所でもある。」と紹介している[3]。夏の間、観光客の流入により、クラーゲリョーの人口は4倍にも達する。画家ムンクは、クラーゲリョーを愛し、「海沿いの町の真珠」だと呼んだ。「インデペンデント」紙の記事は、「砂浜のビーチは多くはないが、ノルウェーの海岸は、洗練された、感動的な景観を見せてくれる。」という[4]

地名

古ノルド語での形はKrákareyである。語頭は、krákaカラス)の属格と思われ、語尾はey(島)である。Kragerøデンマーク語形であり、17世紀に定まった。

紋章

紋章は、近代になってからのものである。1938年1月28日に定められた。黒の盾に、シルバーのガレー船である。クラーゲリョーは、1666年に都市特権を与えられたが、1842年まではシーエンに従属していたことから、紋章もシーエンと同じものを使っていた。ガレー船が描かれているのは、1666年以降、クラーゲリョーが国王にガレー船1隻と銃5丁を納めなければならないとされていたことに由来する。

沿革

帆船の時代は、クラーゲリョーはノルウェーでも最大級の港町の一つであった。クラーゲリョーの町は、1838年1月1日、自治体となった。1960年1月1日、SannidalおよびSkåtøyの各自治体がクラーゲリョー自治体に合併された。

地理

クラーゲリョーの島部

クラーゲリョーは、テレマルク県の南端の自治体である。南西はアウスト・アグデル県リーソー英語版に接し、西は同県Gjerstadに接し、南西はDrangedal、北東はBambleに接する。クラーゲリョーは、ノルウェー人の間で、夏の休暇を過ごす場所として人気がある。

495の大小の島があり、4000軒のレジャー・ハウスがある。190の淡水湖を有する。

自治体内の村として、Helle、Sannidal、Skåtøy、Stråholmen、Jomfruland、Portørがある。

著名な出身者

クラーゲリョー教会
  • Anton Martin Schweigaard(1808-1870年)法律家、経済学者
  • Nels Anderson(1828生)政治家
  • テオドール・キッテルセン〔1857-1914年)画家
  • Ole Myrvoll(1911-1988年)経済学者、政治家、ノルウェー財務大臣
  • Alf Cranner(1936年生)歌手、作曲家
  • Knut Lundstrøm(1951年生)アスリート、冬季パラリンピック選手
  • Geir Borgan Paulsen(1957年生)ボディービルダー
  • ロバート・ムード英語版(1958年生)少将国際連合シリア監視団代表

姉妹都市

脚注

  1. ^ 09280: Areal av land og ferskvatn (km²) (K) 2007 - 2023”. Statistisk sentralbyrå. 2023年5月13日閲覧。
  2. ^ 07459: Alders- og kjønnsfordeling i kommuner, fylker og hele landets befolkning (K) 1986 - 2023”. Statistisk sentralbyrå. 2023年5月13日閲覧。
  3. ^ “Norway's seaside special”. London: The Independent. (2004年4月24日) 
  4. ^ Mulholland, Siobhan (2002年7月27日). “Is this the coolest Riviera?”. London: The Independent 

外部リンク




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