クラブトリー触媒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2012/04/19 01:40 UTC 版)
クラブトリー触媒（クラブトリーしょくばい、英: Crabtree's catalyst）は、イリジウムと1,5-シクロオクタジエン、トリシクロヘキシルホスフィン、ピリジンの錯体である。水素化反応に用いられる均一系触媒の一つであり、エール大学教授のロバート・クラブトリーによって開発された。錯体中のイリジウム原子は、d8錯体に見られるような平面四角形構造をとっている[1][2]。
- ^ Crabtree, R. H. (1979). “Iridium compounds in catalysis”. Acc. Chem. Res. 12 (9): 331–337. doi:10.1021/ar50141a005.
- ^ Brown, J. M. (1987). “Directed Homogeneous Hydrogenation”. Angew. Chem. Int. Ed. 26 (3): 190–203. doi:10.1002/anie.198701901.
- ^ Crabtree, R.H. Davis, M. W. (1986). “Directing effects in homogeneous hydrogenation with [Ir(cod)(PCy3)(py)]PF6”. J. Org. Chem. 51 (14): 2655–2661. doi:10.1021/jo00364a007.
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