クェンティン・スキナーとケンブリッジ学派
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「インテレクチュアル・ヒストリー」の記事における「クェンティン・スキナーとケンブリッジ学派」の解説
イギリスの思想史家クェンティン・スキナーを中心とするケンブリッジ学派が1970年代からおし進めた研究は、とくに政治思想史 (history of political thought) や経済思想史 (history of economic thought) に大きな影響を与えている。彼らは、1984年にケンブリッジ大学出版局から「コンテクストにみる諸観念」(Ideas in Context) という叢書をスタートさせ、そのなかで「インテレクチュアル・ヒストリー」という語を意識的に使用している。しかし、このタイトルにある「諸観念」という語に見られるように、依然として観念史を強く意識しており、それに対抗するために「諸観念」を「コンテクスト」におくことを強調している。叢書は2011年に100冊を数えるに至った。
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