ギヨーム・ソロとは? わかりやすく解説

ギヨーム・ソロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/28 01:59 UTC 版)

ギヨーム・ソロ
Guillaume Soro
ギヨーム・ソロ(2011年1月)
生年月日 (1972-05-08) 1972年5月8日(51歳)
出生地 コートジボワール、フェルケセドゥグ
所属政党 コートジボワール愛国運動
配偶者 シルヴィ・タグロ

在任期間 2007年4月4日 - 2012年3月13日
2010年12月6日から2011年4月11日まではジルベール・アケとの二重政府
大統領 ローラン・バグボ
アラサン・ワタラ

コートジボワール共和国国防大臣
在任期間 2011年4月11日 - 2012年3月13日
大統領 アラサン・ワタラ
テンプレートを表示

ギヨーム・キバフォリ・ソロフランス語: Guillaume Kigbafori Soro, 1972年5月8日 - )はコートジボワールの政治家。2007年3月29日のワガドゥグ合意以降、2012年3月まで同国の首相を務めた。2011年より2012年まで国防大臣を兼任[1]

経歴

ムスリムの多いコートジボワール北部の出身だが、ソロ自身はカトリック信徒である。1995年から1998年までコートジボワール学生連盟英語版Fédération estudiantine et scolaire de Côte d'Ivoire)を指導していた[2]

1999年12月にクーデターに成功したロベール・ゲイ将軍を支持していたが、2000年の大統領選挙でアラサン・ワタラが排除された際にワタラの支持に回っている。

反政府運動であるコートジボワール新勢力の事務総長を務めており、また現在コートジボワール愛国運動英語版Mouvement patriotique de Côte d'Ivoire)の事務総長を務めている。ソロが指揮する勢力は2002年から2007年の間、コートジボワール国土の48%を実効支配していた。

2010年大統領選挙では、アラサン・ワタラ候補の当選を支持し、ローラン・バグボ政権の首相を辞任、後にワタラ政権の首相として再任された。2011年より国防大臣を兼任。2012年3月13日に首相を退任した。

2019年12月24日、2020年10月の大統領選英語版出馬を目指し避難先の国外から帰国しようとしたが治安部隊により阻止された[3]。2020年4月28日、フランスに逃亡中のソロに対し裁判所は横領などの罪で禁錮20年と5年間の公民権停止を言い渡した[4]

2023年7月、ソロが暗殺に関与したとされる2011年4月の元コートジボワール反乱軍指導者イブラヒマ・クリバリの暗殺事件を捜査にフランス・パリの予審判事が任命された[5]

出典

  1. ^ “平静を取り戻しつつあるコートジボワール、新政権が初閣議”. AFPBB News (フランス通信社). (2011年4月20日). https://www.afpbb.com/articles/-/2796346?pid=7110404 2011年5月8日閲覧。 
  2. ^ 佐藤章「第2章 歴史の写し画としての和平プロセス」武内進一編『戦争と平和の間 紛争勃発後のアフリカと国際社会』アジア経済研究所、2008年11月5日所収 p117
  3. ^ 元首相の帰国阻止 来年の大統領選へ緊迫―コートジボワール 時事ドットコム 2020年5月11日閲覧
  4. ^ “コートジボワール元首相に禁錮20年大統領選出馬後、フランスに逃亡”. 時事通信社. (2019年12月24日). https://www.jiji.com/sp/article?k=2020042900849&g=int 2020年5月11日閲覧。 
  5. ^ France : Soro visé dans l'enquête sur l'assassinat d'un chef rebelle ivoirien




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ギヨーム・ソロ」の関連用語

ギヨーム・ソロのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ギヨーム・ソロのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのギヨーム・ソロ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS