キングストン_(テネシー州)とは? わかりやすく解説

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キングストン (テネシー州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/13 07:11 UTC 版)

テネシー州キングストン
—    —
ローン郡庁舎
位置図
座標: 北緯35度52分20秒 西経84度31分30秒 / 北緯35.87222度 西経84.52500度 / 35.87222; -84.52500
アメリカ合衆国
テネシー州
ローン郡
面積
 - 計 7.3mi2 (18.9km2)
 - 陸地 6.5mi2 (17.0km2)
 - 水面 0.8mi2 (2.0km2)
標高 764ft (233m)
人口 (2000年)
 - 計 5,264人
 - 人口密度 803.7人/mi² (310.3人/km²)
等時帯 東部標準時 (UTC-5)
 - 夏時間 東部夏時間 (UTC-4)
ZIPコード 37763
市外局番 865
FIPSコード 47-39620[1]
地名情報システムID 1290257 [2]
ウェブサイト www.kingston-tn.org

キングストン: Kingston)は、アメリカ合衆国テネシー州にある都市で、ローン郡郡庁所在地[3]。ワッツバー湖に臨む。人口は5264人(2000年国勢調査)で、ハリマン小都市圏の圏内にある。

目次

地理 [編集]

クリンチ川とテネシー川の合流部に面する。合流部はここから南西に数キロほどのワッツバーダムの造成によりダム湖(ワッツバー湖)に沈んだ。国道70号線が東西に通り、東でノックスビルに、西でナッシュビルにそれぞれ至る。また州道58号線を北東へ行けばオークリッジに、南に行けばチャタヌーガに達する。国道70号線と平行して州間高速道路40号線も走る。

国勢調査局によると、市の総面積は18.9平方キロ(7.3平方マイル)で、うち17.0平方キロ(6.6平方マイル)が陸地、総面積の10.40%にあたる2.0平方キロ(0.8平方マイル)が水域である。

人口動態 [編集]

2000年国勢調査[1]によると、この市には5264人の2263世帯、1532家族が暮らしている。人口密度は1平方キロあたり310.3人で、平方マイルに換算すると803.7人となる。住居数は2478軒で、1平方キロあたりに146.1軒(1平方マイルあたりでは378.4軒)が建っている計算になる。住民のうち白人が93.75%、アフリカ系が3.55%、先住民系が0.23%、アジア系が0.49%、太平洋諸島系が0.06%、その他の人種が0.23%、混血が1.69%、ヒスパニック(ラテン系)が0.97%を占める。

2263世帯のうち26.0%は18歳以下の子供と暮らしており、54.3%は夫婦で生活している。10.8%は未婚の女性が世帯主であり、32.3%は家族以外の住人と同居している。29.6%の世帯が単身で、14.8%を独居老人が占める。1世帯あたりの平均構成人数は2.25人、家庭の構成人数は2.77人である。

住民のうち20.5%が18歳以下の未成年、8.2%が18歳以上24歳以下、26.0%が25歳以上44歳以下、24.8%が45歳以上64歳以下、20.4%が65歳以上となっており、平均年齢は42歳である。女性100人に対し男性が88.8人いる一方、18歳以上の女性100人ごとに対しては87.0人いる。

一世帯あたりの平均収入は3万4071米ドルで、家族あたりでは4万4979米ドルである。男性の平均収入は4万186米ドル、女性の平均収入は2万2971米ドルで、労働者でない人々も含めた住民一人当たりの収入は2万301米ドルとなる。総人口の10.0%、家族の6.0%、18歳以下の子どもの16.6%、および65歳以上の老人の8.9%は貧困線以下の収入で生計を立てている。

歴史 [編集]

市は1792年に現市街の真南に築かれたサウスウェスト・ポイント砦にその起源を持つ。建設当時、砦はヨーロッパ系アメリカ人の開拓地の西端にあたった。川をはさんだ現在のロックウッド付近には、トランティースキー酋長率いるチェロキー族の村落があった。1805年には要塞を指揮していたリターン・J・メイグス・シニア将軍がチェロキー族のスパイに任命され、サウスウェスト・ポイントとテリコ・ブロックハウス(軍事上の小要塞)の間を行き来した。キングストン市は1799年10月23日に建設されたがノックス郡に属し、郡からの分離運動の末に2年後にローン郡が設立された[4]。市名は1790年代に士官として砦に駐屯したロバート・キング少佐にちなむ[5]

1807年9月21日の一日だけ、キングストンはテネシー州の州都になった。これはチェロキー・ネイションが現在のローン郡の土地を州に割譲した暁には、キングストンを州都にすると州議会が申し出たためで、この日に限り州議会はチェロキー族との協定締結のためキングストンで開会された。しかし、翌日には州都はノックスビルに戻った[6]

現代のキングストン [編集]

1955年、キングストン化石燃料プラントがテネシー川流域開発公社によって建設された。これは当時としては世界最大の石炭火力発電所で、日量1万3000トンの石炭で1456メガワットを発電する[7]。煙突の高さは305mもある。2008年12月22日には付近の人造湖がフライアッシュによる懸濁液(スラリー)で汚染され、発電所が周辺地域に計10億ガロン以上もの廃水を垂れ流していたことが判明した。

脚注 [編集]

  1. ^ a b American FactFinder, United States Census Bureau, http://factfinder.census.gov 2008年1月31日閲覧。 
  2. ^ Kingston”. Geographic Names Information System. U.S. Geological Survey. 2009年5月3日閲覧。
  3. ^ Find a County, National Association of Counties, http://www.naco.org/Counties/Pages/FindACounty.aspx 2011年6月7日閲覧。 
  4. ^ Snyder Roberts, "Thumbnail Sketch of Early Roane County History," 1969. Transcribed for web content by Pat Roberts McDonald, 2007. Retrieved: 2 January 2008.
  5. ^ Samuel Cole Williams, Early Travels in the Tennessee Country, 1540–1800 (Johnson City, Tenn.: The Watauga Press, 1928), 500.
  6. ^ Roane County Heritage Commission, "History of Roane County," 1997. Retrieved: 2 January 2008.
  7. ^ "TVA: Kingston Fossil Plant." Retrieved: 2 January 2008.

外部リンク [編集]


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