キリンの斑論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:23 UTC 版)
昭和初期に物理学者である平田森三は濡れた地面が乾燥してひび割れる時にできる模様に着目。キリンの模様もこれと同じではないかと雑誌『科学』に寄稿した。これは生物学者の反発を生み、「キリンの斑論争」として紛糾した。この騒動は平田の師である寺田寅彦により鎮静化した。 平成に入ってから1996年の『科学』で物理学者の佐々真一がチューリング・パターンであることに言及。翌年の1997年に同誌上で近藤はチューリング・パターンや反応拡散波について解説を加えるとともに、マスクメロンの模様が平田の指摘するひび割れの模様そのものであると補足した。2014年に岩波書店から出版された『キリンの斑論争と寺田寅彦』には、平田や寺田の記事とともに近藤の記事も掲載されている。
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