キャデラックアランテとは? わかりやすく解説

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キャデラック・アランテ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 09:30 UTC 版)

キャデラック・アランテ
フロントビュー
リアビュー
概要
製造国 イタリア
アメリカ合衆国
販売期間 1986年 - 1993年
デザイン ピニンファリーナ
ボディ
乗車定員 2名
ボディタイプ 2ドア コンバーチブル
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン V型8気筒OHV 4,467cc
V型8気筒DOHC 4,564cc
変速機 4速AT
前:マクファーソン・ストラット
後:ダブルウィッシュボーン
前:マクファーソン・ストラット
後:ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2,525mm
全長 4,539mm
全幅 1,872mm
全高 1,308mm
車両重量 1,876kg (1993年)
その他
トレッド 前:1,534mm
後:1,534mm
タイヤサイズ P225/60ZR16
系譜
後継 キャデラック・XLR
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キャデラック・アランテCadillac Allanté )とは、アメリカ合衆国ゼネラルモーターズが展開している高級車ブランドキャデラックで1986年から1993年にかけて販売された、Dセグメントに属するラグジュアリーコンバーチブルである。

概要

当時アメリカ国内で人気を博していたメルセデス・ベンツ・SLクラスなどの、ラグジュアリーコンバーチブルモデルの市場を狙い開発され、1986年から発売された。車両型式はE-AV14K。なお、デビュー当初の本国での価格は5万4700ドルと、当時のフラグシップモデルであった「デ・ビル」の2倍以上という極めて高価な価格設定がなされていた。

生産体制

エクステリアデザインは、イタリアを代表するカロッツェリアであるピニンファリーナが手がけ、生産の大部分も同社によって実施された。アランテの特筆すべき点は生産体制にあり、アメリカ合衆国のゼネラルモーターズ社の工場内で製造されたプラットフォームを、イタリアのピニンファリーナ社の工場へアランテ運搬用に特別に仕立てられたアリタリア航空ボーイング747-200F貨物機で空輸した後、同社の工場内でエクステリア並びにインテリアの組み付けが実施され、その後同車が販売される世界各国(そのほとんどはアメリカであった)へと輸出されるという非常に手間のかかる生産体制がとられていた。そのため、同車がデビューした当初は「アメリカとイタリアへの往復便を使う」ということが大々的に宣伝され、その過程は「世界一長い自動車製造ライン」と称された。

ラインナップ

終始モノグレードのみが展開されていたアランテではあったが、1989年にコンバーチブルに加えてハードトップを装備したモデルが追加された。また、生産された年度により搭載されるエンジンの各種スペックの詳細が異なっている。

生産年度 排気量 最高出力 最大トルク 新車価格
1986年-1988年 4,080cc 135PS/4,400rpm 27.6kgm/4,400rpm 日本未導入
1989年-1992年 4,467cc 200PS/4,300rpm 37.3kgm/3,200rpm 1180.0万円
1993年 4,572cc 295PS/6,000rpm 41.1kgm/4,400rpm 1215.0万円

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