キミアとクィンタ・エッセンチアとは? わかりやすく解説

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キミアとクィンタ・エッセンチア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 15:36 UTC 版)

クィンタ・エッセンチア」の記事における「キミアとクィンタ・エッセンチア」の解説

クィンタ・エッセンチア考え前面おし出し最初キミアの書が、14世紀前半成立したルペシッサのヨハネスJohannes de Rupescissa)による『クィンタ・エッセンチアについて』 De consideratione quintae essentiae である。金属の変成にはほとんど関心払っていないところから、造金を目的とする狭い意味でのキミアの書と受けとるのは不適当かもしれないが、あきらかに医学・薬学的なキミア伝統のなかに位置していたのである本書本体とし前書き後書きとなる部分をつけ加えてライムンドゥス・ルルスの名を冠した『自然の秘密について、あるいはクィンタ・エッセンチアについて』 De secretis naturae sive de quinta essentia という書物が、その後すぐに成立するルルス帰され一連のキミア偽書群はこれに大きく依拠して書かれたので、クィンタ・エッセンチア概念ルルスキミア大きな特徴となった。こうして、この概念知名度の低いヨハネスよりは、かの有名なルルスの名のもとに流布されることになった。これらの書物とおしてクィンタ・エッセンチア理論15世紀後半にはヨーロッパで一般によく知られるようになったのである

※この「キミアとクィンタ・エッセンチア」の解説は、「クィンタ・エッセンチア」の解説の一部です。
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