キネトプラスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/03 14:08 UTC 版)
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キネトプラストとは、多くのミトコンドリアDNAのコピーを含む、大きなミトコンドリアの円を描いたDNAの円盤状の形のことである。キネトプラストは、原生動物のキネトプラスト類にのみ存在する。キネトプラストは、通常鞭毛の基部に隣接していることから、細胞骨格によってきつく固定されているものとかんがえられる。
原生動物の鞭毛虫の一種であるトリパノソーマ科はミトコンドリア内にキネトプラストを持っている。寄生するアフリカ睡眠病の原因であるブルーストリパノソーマは、キネトプラストを持つトリパノソーマ科の例である。そのキネトプラストは、DAPIによって着色された標本で容易に見られる。
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