カールマリアフォンボックレトとは? わかりやすく解説

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カール・マリア・フォン・ボックレト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/12 19:05 UTC 版)

カール・マリア・フォン・ボックレト
Carl Maria von Bocklet
生誕 1801年11月30日
神聖ローマ帝国 プラハ
死没 1881年7月15日(満79歳没)
オーストリア=ハンガリー帝国 ウィーン
ジャンル クラシック
職業 作曲家ピアニスト

カール・マリア・フォン・ボックレトCarl Maria von Bocklet 1801年11月30日 - 1881年7月15日[1])は、ボヘミア作曲家ピアニスト、音楽教師。

生涯

ボックレトはプラハに生まれた。ベドルジフ・ディヴィシュ・ヴェベルの下で学んだ後、1821年ウィーンへと移り「ピアノフォルテのための興味深く自由な幻想曲によって(中略)大変に評判となった[2]。」ウィーンでの著名な門弟にはエドゥアルト・マルクスゼンがいる[3]ベートーヴェンはボックレトを紹介する書状を書いており[4]、またシューベルトとは親交を築いた[5]。また、ショパンに影響を与えた可能性も高いと見込まれている[4]

1828年、ボックレトはヴァイオリンイグナーツ・シュパンツィヒチェロヨーゼフ・リンケとともにシューベルトの2つのピアノ三重奏曲(第1番第2番)を初演している[5]。ベートーヴェンがvon Zmeskall男爵当てにボックレトを推薦した書簡(1817年?)に記載されている通り、彼はヴァイオリンにも相当の腕前を有していた[6]

ボックレトは作曲家として『ディアベリのワルツによる変奏曲集』の第2変奏を担当している。

79歳でウィーンに没した。

出典

  1. ^ A-Wstm, VKB St. Peter 1818-34, 21/1831
  2. ^ Weitzmann, Karl Friedrich; Theodore Baker (1893). A history of pianoforte-playing and pianoforte-literature. G. Schirmer. p. 133. http://books.google.com/books?id=xE8QAAAAYAAJ&pg=PA133 2010年12月10日閲覧。. 
  3. ^ Clive, H.P. (1997). Schubert and his world: a biographical dictionary. Clarendon Press. p. 171. http://books.google.com/books?id=llGTaWs16HEC&pg=PA171. 
  4. ^ a b Niecks, Frederick (1890). Frederick Chopin, as a man and musician, Volume 1. Novello. p. 185. http://books.google.com/books?id=gjY5AAAAIAAJ&pg=PA185. 
  5. ^ a b May, Florence (1905). The life of Johannes Brahms, Volume 1. E. Arnold. pp. 64. http://books.google.com/books?id=1AM5AAAAIAAJ&pg=PA64. 
  6. ^ Kalischer, Alfred Christlieb (1909). Beethoven's letters: a critical edition: with explanatory notes, Volume 2. J.M. Dent. p. 71. http://books.google.com/books?id=SzI5AAAAIAAJ&pg=PA71. 

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