カルロ・テッサリーニとは? わかりやすく解説

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カルロ・テッサリーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 06:09 UTC 版)

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カルロ・テッサリーニ

カルロ・テッサリーニ(Carlo Tessarini, 1690年 - 1766年12月15日)は、イタリア作曲家ヴァイオリニスト

生涯

リミニ出身。青年時代にヴェネツィアアントニオ・ヴィヴァルディに師事した可能性が指摘されている[1]1731年までサン・マルコ寺院のヴァイオリニストを務めたり、サンタ・マリア・デイ・ デレリッティ教会の楽長を務めるなどヴェネツィアで活動した[2]。その後1731年から1743年にかけてウルビーノ大聖堂の「カペラ・ムジカーレ」のメンバーを務めた。また1730年から1737年までブルノのヴォルフガング・ハンニバル・フォン・シュラッテンバッハ枢機卿の宮廷楽団で宮廷楽長を務めている。1740年にはローマのヴァッレ劇場のヴァイオリニストとなったが、教皇クレメンス12世の死で公演が中止されたため、ナポリに移った。ヴァイオリニストとして名声を博し、1747年からパリブリュッセルナイメーヘンフローニンゲンフランクフルト・アム・マインなど各地で演奏旅行を行い、1766年にアムステルダムで死去した。

作品

  • 12のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.1(1729)
  • 6つのヴァイオリンと通奏低音のためのシンフォニア Op.7(1744)
  • 6つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.8(1747)

文献

  • Arend Koole and Albert Dunning, Tessarini, Carlo, in New Grove Dictionary of Music and Musicians, 2nd ed., 2001,, Sadie

脚注

  1. ^ Albert Dunning, Tessarini, Carlo, in Enciclopedia della musica Rizzoli Ricordi, MIlano, Rizzoli, 1972, vol. VI, p. 168
  2. ^ Eléanor Selfridge-Field, La musica strumentale a Venezia da Gabrieli a Vivaldi, Torino, ERI, 1980, p. 259

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