カバーのある本とない本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/17 00:55 UTC 版)
「ブックカバー」の記事における「カバーのある本とない本」の解説
上製本(ハードカバー)では箱入りのものとカバー付のものなどがある。箱入りでも透明のカバーが付いているものがある。皮装本では皮装自体がカバーであり、手触りが損なわれるためさらにカバーを付けない。雑誌は、費用削減と製造工程の簡素化のため、出荷時のカバーはない。洋書の並製本(ペーパーバック)にはカバーがない。 文庫・新書などの並製本は、かつてはカバーはなかった。カバーと呼ばないがグラシン製(いわゆる「蝋引き紙」)の薄い半透明のカバーが付いていた。1950年代にカッパブックスがそれぞれにデザインの異なったカバーを付けて話題となり、カバーの付いた新書が出はじめた。文庫の場合も映画化に合わせて増刷する場合などにカバーを付けるなど徐々に増えはじめた。1990年代以降は文庫・新書のカバーをよく見るようになった。
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