カエサルの復讐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 02:06 UTC 版)
紀元前53年秋、カエサルは復仇のためアンビオリクスとエブロネス族に対する遠征を行った。兵士を集める暇がなかったアンビオリクスはローマ軍の手から逃れた。ローマ軍はエブロネス族の領地を占領し、アンビオリクスと共に王だったカタウウォルクスは自殺し、アンビオリクスを部族に災いをもたらした者として呪った。エブロネス族の領地はローマ軍により掠奪された。 紀元前51年にもカエサルは懲罰遠征を行ったが、アンビオリクスを捕らえることは出来なかった。アンビオリクスを捕らえることは不可能だと思ったカエサルは、ローマ軍をしてエブロネス族の領地を再び荒らさせた。その後アンビオリクスは歴史の闇の中に消えてしまった。フロルスによれば、アンビオリクスはライン川東岸に逃れ、ゲルマン人に匿われたという。
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