カイリー・ミノーグ_(アルバム)とは? わかりやすく解説

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カイリー・ミノーグ (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 00:05 UTC 版)

カイリー・ミノーグ (Kylie Minogue)
カイリー・ミノーグスタジオ・アルバム
リリース
録音 1993年~1994年
ジャンル ポップ、ダンス、ハウスR&Bアシッドジャズアダルト・コンテンポラリー
時間
レーベル デコンストラクションマッシュルーム・レコードアリスタ・レコード
プロデュース Steve Anderson
Dave Seaman
M People
Pete Haller
Terry Farley
Jimmy Harry
チャート最高順位
  • 3位(オーストラリア)
  • 4位(イギリス)[1]
カイリー・ミノーグ アルバム 年表
あなたも、M?
(1991年)
カイリー・ミノーグ
(1994年)
インポッシブル・プリンセス
(1997年)
『カイリー・ミノーグ』収録のシングル
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カイリー・ミノーグ』(Kylie Minogue)は、1994年にリリースされたカイリー・ミノーグの5枚目のスタジオ・アルバムである。

概要

自身の名前を冠したこの5枚目のスタジオ・アルバムはストック・エイトキン・ウォーターマンの手を離れ制作された初めてのアルバムである。プロデューサーにはブラザーズ・イン・リズムM Peopleを起用。このアルバムは全英で4位、オーストラリアで3位をマークした。

日本盤 (BVCP-751) はスリーブケース仕様となっており、8枚折のフォトカードが同梱されていた。なお、カードの写真はフォトグラファーのエレン・ヴォン・アンワースによるものである。

2003年にはボーナス・ディスクを同梱したスペシャル・エディションがリリースされた。

楽曲

このアルバムからは3枚のシングルが生まれた(「コンファイド・イン・ミー」「プット・ユアセルフ・イン・マイ・プレイス」「ホエア・イズ・ザ・フィーリング」)。当初「タイム・ウィル・パス・ユー・バイ」が第4弾シングルとしてカットされる計画があったが、ニック・ケイヴとの「野薔薇」をリリースすることになったためキャンセルされた。なお、イギリス、オーストラリア等では「コンファイド・イン・ミー」が本アルバムからのファースト・シングルであったが、日本のみ「ホエア・イズ・ザ・フィーリング」がファースト・シングルとして1994年10月21日に発売された[2]

「ホエア・イズ・ザ・フィーリング」は、作曲者であるJayn Hannahがヴォーカルを務めていたユニット、WITHIN A DREAM1993年に発表した楽曲のカヴァーである。

「フォーリング」はペット・ショップ・ボーイズがソングライティングを手掛けているが、アレンジは彼らが制作したデモと大幅に異なっており、それについてメンバーのニール・テナントは「彼女のために、アップテンポのディスコソングを書いたのに、出来上がったのは何かさめた雰囲気の曲で、メロディーも取り除かれていて・・・だからあまり気を良くしていなくてね」と語っている[3]。なお、ペット・ショップ・ボーイズのデモ・ヴァージョンは彼らのアルバム『ヴェリー』の、2001年にリリースされた再発盤に『Falling (Demo for Kylie)』として収録されている[4]

「ナッシング・キャン・ストップ・アス」は、イギリスの音楽ユニット、セイント・エティエンヌのカヴァー曲である。セイント・エティエンヌのメンバーとは本アルバムに向けてオリジナル楽曲も制作したが、発表はされなかった[5]

「ラヴ・イズ・ウェイティング」は、日本盤ボーナストラックとして収録されたバージョンと、2003年リリースのスペシャル・エディションに収録されたバージョンとではヴォーカル・トラックが異なり、CDには記載されていないものの、2003年度版は"(Alternate Vocal)"とサブバージョン名が記されている[5]

収録曲

# タイトル 作詞・作曲 プロデューサー 時間
1. コンファイド・イン・ミー(Confide in Me) Steve AndersonDave Seaman、Owain Barton Brothers in Rhythm
2. 「サレンダー」(Surrender) Gerry DeVeauxCharlie Mole DeVeaux、John Waddle、Tim Bran
3. 「イフ・アイ・ワズ・ユア・ラヴァー」(If I Was Your Lover) Jimmy Harry Harry
4. ホエア・イズ・ザ・フィーリング(Where Is the Feeling?) Wilf Smarties、Jayn Hanna Brothers in Rhythm
5. プット・ユアセルフ・イン・マイ・プレイス(Put Yourself in My Place) Harry Harry
6. 「デンジャラス・ゲーム」(Dangerous Game) Anderson、Seaman Brothers in Rhythm
7. 「オートマチック・ラヴ」(Automatic Love) カイリー・ミノーグ、Inga Humpe、The Rapino Brothers Brothers in Rhythm
8. 「ホエア・ハズ・ザ・ラヴ・ゴーン」(Where Has the Love Gone?) Alex Palmer、Julie Stapleton Pete Heller、Terry Farley
9. 「フォーリング」(Falling) ニール・テナントクリス・ロウ Heller、Farley
10. 「タイム・ウィル・パス・ユー・バイ」(Time Will Pass You By) Dino Fekaris、Nick Zesses、John Rhys M People
日本盤ボーナストラック
# タイトル 作詞・作曲 プロデューサー 時間
11. 「ラヴ・イズ・ウェイティング」(Love Is Waiting) Mike Percy、Tim Lever、Tracy Ackerman Brothers in Rhythm
12. 「ナッシング・キャン・ストップ・アス」(Nothing Can Stop Us) Bob StanleyPete Wiggs セイント・エティエンヌ

脚注

  1. ^ Kylie Minogue|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月18日閲覧。
  2. ^ Kylie Minogue - Where Is The Feeling? (CD) at Discogs
  3. ^ ペット・ショップ・ボーイズ1999年アルバム『ナイトライフ』日本盤CD(TOCP-65333)ライナーノーツより
  4. ^ iTunes - ミュージック - ペット・ショップ・ボーイズ「Very (2 CD Set)」
  5. ^ a b Kylie Minogue Rare and Unreleased





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