オール・ブルースとは? わかりやすく解説

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オール・ブルース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 10:26 UTC 版)

オール・ブルース
マイルス・デイヴィスの作曲作品
収録アルバム カインド・オブ・ブルー
リリース 1959年8月17日 (1959-08-17)
録音 1959年4月22日
ジャンル モダンジャズ
時間 11:33
レーベル コロムビア
作曲者 マイルス・デイヴィス
プロデュース アーヴィング・タウンゼント英語版[1]

オール・ブルース」("All Blues")は影響の大きな1959年のアルバム『カインド・オブ・ブルー』で初めて公開されたマイルス・デイヴィスのジャズの作曲作品。6/8拍子のブルース形式であり、コード進行は基本的なブルースのもので、全体としては七の和音で作られているが、ターンアラウンド英語版のところで通常のVコードではなく、VIが使われている。オリジナルキーのGでは、このコードはE7となる。「オール・ブルース」はGミクソリディア旋法のモダン・ブルースの一例である[2][要説明]

この曲の特に目立つ特徴としては、ベースラインがVないしVIコードに達したとき(曲の9番目か10番目の小節)以外は全曲通して繰り返されることである。さらに、最初に管楽器(「カインド・オブ・ブルー」の場合は2本のサックス)によって演奏され、その後(通常は)ピアノによって演奏されるソロパートの下で継続される、和声的に類似したヴァンプがある。各コーラスは、通常次のソロ/コーラスのイントロとして機能する4小節のヴァンプで区切られている。

オリジナルはインストゥルメンタル曲だが、後にオスカー・ブラウン・ジュニア英語版によって歌詞が付けられた。

参加ミュージシャン

脚注

  1. ^ Bambarger, Bradley. "Miles Davis True 'Blue'". Billboard. August 7, 1999. pp. 1, 74. Retrieved 2016-01-25.
  2. ^ The Real Book Sixth Edition. Hal Leonard Corporation. p. 18. ISBN 0-634-06038-4 

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