オリシャ_(曖昧さ回避)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > オリシャ_(曖昧さ回避)の意味・解説 

オリシャ (曖昧さ回避)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/28 03:14 UTC 版)

オリシャヨルバ語: Òrìṣà; ブラジルポルトガル語: orixá)は、ヨルバ人の伝統的宗教(Yoruba religion)の体系におけるの顕現を反映する精霊または神的なもの、または、精霊信仰的な信仰概念である。包括的な概念を指す用語であるオリシャを含め、固有名を持つ数々のオリシャがブラジルカンドンブレウンバンダといったアフリカ起源の宗教において見られる[1]。また、やはりヨルバ人が中心となって興したハイチブードゥー教におけるロアと呼ばれる神のうち何柱かは、オリシャ起源のものである。

 「オリシャ」はキューバにおいて、ヨルバ人により発生した宗教サンテリアでも崇拝される。ただこちらでは、S音をT音で発音する「若干訛ったスペイン語」によって表記、表現されるため、「オリチャ」と発音される。

 サンテリアにおいてアフリカからの古代の神々オバタラ(obatala)、エレグア(eleggua)、オルンラ(Olunra)、チャンゴ(Chango)、オグン(Oggun)、イェマヤ(Yemaya)、オチュン(Oshun)の7柱は、セブンアフリカンパワーズ(las siete potencias)と呼ばれる[2]

関連項目:

イェモジャ(ヨ: Yemọjá; : Iemanjá イエマンジャ)サンテリアでは「イェマヤ」と言われる。河川の神。

エシュ(ヨ: Èṣù; : exu)サンテリアでは「エレグア」、ブードゥーでは「レグバ」と呼ばれる。いわゆるトリックスター的な存在。人の世と神の世を繋げる役割と道路を司り、キューバでは玄関などにその聖像が置かれる。

オグン ハイチのブードゥーでも崇拝される軍神。

オシュン(ヨ: Ọ̀ṣùn; : Oxum)サンテリアでは「オチュン」と発音される。母性愛などを司る女神。

シャンゴ サンテリアでは「チャンゴ」という。火と雷を司る軍神。

オリシャOrisha)のその他の用法としては、

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「orixá」池上岑夫ほか『現代ポルトガル語辞典(改訂版)』白水社、2005年。ISBN 978-4-560-00093-9
  2. ^ 檀原照和『ヴードゥー大全』夏目書房 2006年刊 ISBN 4860620070 187頁



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オリシャ_(曖昧さ回避)」の関連用語

オリシャ_(曖昧さ回避)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オリシャ_(曖昧さ回避)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオリシャ (曖昧さ回避) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS