オクターブ奏法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > > 音楽 > 奏法 > オクターブ奏法の意味・解説 

オクターブ奏法[octave playing]

ギターによる特殊奏法のひとつ。ある音のオクターブ上または下の音を押さえて同時に弾く奏法。6本ある弦の内2本だけを使用するのでポジションによっては左手ミュートがかなり難しくなり、右手奏法もそれに合わせて弾かなければならない

オクターヴ奏法

(オクターブ奏法 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 17:11 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

オクターヴ奏法(オクターヴそうほう)は、和音の発生が可能な楽器(弦楽器鍵盤楽器)において、1オクターヴ離れた同じ音を、一人の演奏家がユニゾンで演奏することである。メロディー、伴奏の双方で用いられる。

現在では、オクターバーというエフェクターを使用することにより、簡単に同じような効果を得ることもできる。しかし、電子楽器ならともかく、アコースティックな要素をもつ楽器においては、実際のオクターブ奏法で奏でた音とは明らかに違う、違和感のある音となってしまう。

この奏法において著名な演奏家に、ジャズギタリストウェス・モンゴメリーがいる。ウェスの名はオクターブ奏法の代名詞にもなっている。

実際

クラシックの分野では、リストアルカンパガニーニが、非常に多くの楽曲において、オクターヴによる見せ場を書き残している。

ピアノその他鍵盤楽器

単純に8度間隔で打鍵するだけであるが、多くの奏者では親指と小指ないし薬指の組み合わせしかありえない。このためオクターブで移動進行する場合、手を広げながら手首や肘、肩の操作で演奏するので訓練が必要である。不用に頑なになると連続演奏はおぼつかない。両手伴にオクターブで演奏する場合は、ダブルオクターブと呼ばれる事もある。リストの技巧的な曲では、高速のダブルオクターブを要求するものが多々ある。またチャイコフスキーピアノ協奏曲第1番の第三楽章にもピアニストの見せ場である、高速のダブルオクターブの演奏がある。

例)ショパン - 英雄ポロネーズホ長調トリオ中間部の左手声部

ヴァイオリンその他弦楽器

最低位置(第1ポジション)では人指し指と小指の組み合わせで隣接弦を押さえて演奏する。高位置(第4ポジション以上)では他の運指も可能である。もちろん手の大きい奏者には別の運指もある。

例) パガニーニ - 24の奇想曲

関連項目




オクターブ奏法と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オクターブ奏法」の関連用語

オクターブ奏法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オクターブ奏法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ヤマハミュージックメディアヤマハミュージックメディア
Copyright(C) 2000-2025 YAMAHA MUSIC MEDIA CORPORATION. All Rights Reserved.
ヤマハミュージックメディア音楽用語ダス
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオクターヴ奏法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS