エルデネ・ゾーとは? わかりやすく解説

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エルデネ‐ゾー【Erdene Zuu/Эрдэнэ Зуу】

読み方:えるでねぞー

エルデニゾー


エルデネ・ゾー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/18 08:14 UTC 版)

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エルデネ・ゾー
エルデネ・ゾー
エルデネ・ゾー
Location within Mongolia
座標: 北緯47度12分06秒 東経102度50分36秒 / 北緯47.20167度 東経102.84333度 / 47.20167; 102.84333
寺院情報
所在地 モンゴル国ウブルハンガイ県
創設者 アブタイ・サイン・ハーン
創設 1585年
改築 1990年
宗教 チベット仏教
宗派 ゲルク派
修行僧数 150 +
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エルデネ・ゾー[1]Erdene Zuu monasteryモンゴル語Эрдэнэ Зуу)は、モンゴル国ウブルハンガイ県にあるモンゴルで最古の寺院。オルホン渓谷世界遺産に登録されている。

沿革・歴史

1586年、アブタイ・サイン・ハーンにより建立された。が成立する以前のモンゴル帝国の首都であったカラコルムの故地に建てられている。カラコルムは1229年にオゴデイ・カアンによって再整備され、多くの建物が建ててられたが、1264年にクビライ・カアンが上都に遷都したことによって廃れていた。アブタイ・サイン・ハーンは、チベット仏教ダライ・ラマ3世スーナム・ギャツォ(ソナムギャムツォ)と交流し、モンゴル高原にチベット仏教を広めるため、エルデニ・ゾーを造営した。カラコルムの故地に造営されたため、寺の建物にはカラコルムの宮殿のものであった建築資材が使われているという。

社会主義モンゴル人民共和国(1924年~1992年)が成立すると、宗教活動も制約を受け、1937~1938年のヨシフ・スターリン政権下では、寺域内の多くの建物が破壊され、15基の建物のみが残った。

寺域と建築

地域は420m×420mの白い仏塔と外壁で囲まれている。白い仏塔は各角に2つ、各辺に25あり、全部で108仏塔がある。

  • ソボルガン塔:境内にある巨大な仏塔はソボルガン塔といい、堕落した僧侶たちを戒めるものといわれる。
  • ラブラン・ゾー:ラブラン・ゾーは18世紀に信者たちの寄進で完成した。
遠景
ラブラン・ゾー
仏陀像
ソボルガン塔

博物館

寺域外にカラコルム博物館がある。エルデネ・ゾーに限らず、同地の通史的な展示がある[2]

外部リンク

座標: 北緯47度12分06秒 東経102度50分36秒 / 北緯47.20167度 東経102.84333度 / 47.20167; 102.84333

  • 「モンゴル国最古のチベット仏教寺院 エルデニゾー研究の現状とその意義」村岡倫[3]

脚注

  1. ^ 「エルデニ・ゾー」とも日本語表記される。「ゾー」はモンゴル語で寺の意味。
  2. ^ 博物館はモンゴル教育文化科学省とJICAの協力で建てられた
  3. ^ 龍谷大学



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