エブリー男爵とは? わかりやすく解説

エブリー男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/15 03:22 UTC 版)

エブリー男爵
Baron Ebury

紋章記述

Arms of the Barons Ebury pre 1999
Arms: Azure, a Garb Or, a Mullet for difference. Crest: A Talbot statant Or. Supporters: On either side a Talbot reguardant Or, collared Azure, and charged on the shoulder with a Mullet Azure, for difference.
創設時期1857年9月15日
創設者ヴィクトリア
貴族連合王国貴族
初代初代男爵ロバート・グローヴナー英語版
現所有者第8代ウィルトン伯爵フランシス・グローヴナー
推定相続人グレイ・ド・ウィルトン子爵ジュリアン・グローヴナ
相続資格初代男爵の嫡出直系男子
現況存続
モットー家柄ではなく美徳を
(VIRTUS NON STEMMA)
1999年以降、ウィルトン伯爵の従属爵位。

エブリー男爵: Baron Ebury)は、イギリスの貴族男爵連合王国貴族爵位。1999年以降、グローヴナー家の保持するウィルトン伯爵位の従属爵位となっている。

歴史

初代男爵ロバート・グローヴナー

バニティ・フェア誌掲載のカリカチュアカルロ・ペレグリーニ作。

枢密顧問官王室会計長官英語版を歴任したホイッグ党の政治家ロバート・グローヴナー(1801–1893)は、1857年9月15日連合王国貴族としてミドルセックス州エブリー・マナーのエブリー男爵(Baron Ebury, of Ebury Manor in the County of Middlesex)に叙された[1][2][3]。なお、初代男爵は初代ウェストミンスター侯爵リチャード・グローヴナーの三男にあたっており、長兄は父よりウェストミンスター侯爵位を、次兄は母方の祖父からウィルトン伯爵位を承継している[3]

2代男爵ロバート(1834-1918)ウェストミンスター選挙区選出の庶民院議員を務めて、自由党の政治家として活動した[4]

そのひ孫にあたる5代男爵ロバート(1914-1957)ネヴィル・チェンバレン内閣下で侍従たる議員英語版を務めた[5]

その子である6代男爵フランシス(1934-)は第7代ウィルトン伯爵シーモア・エジャートン(1921–1999)の死去に伴って、1999年にウィルトン伯爵及びその従属爵位を相続した。そのため、エブリー男爵は同伯爵位の従属爵位となっている[3](以降の歴史はウィルトン伯爵を参照。)

エブリー男爵(1857年)

関連項目

脚注

  1. ^ No.18753”. The Gazette 3 December 1830. 2019年12月6日閲覧。
  2. ^ No.22039”. The Gazette 11 September 1857. 2019年12月6日閲覧。
  3. ^ a b c Ebury, Baron (UK, 1857)”. Cracroft's Peerage. 2019年12月6日閲覧。
  4. ^ Debrett's peerage, and titles of courtesy”. London, Dean,(1921),p=330. 2019年12月6日閲覧。
  5. ^ No.34648”. The Gazette 25 July 1939. 2019年12月6日閲覧。

エブリー男爵(1857年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 03:57 UTC 版)

「エブリー男爵」の記事における「エブリー男爵(1857年)」の解説

初代エブリー男爵ロバート・グローヴナー英語版) (1801–1893第2代エブリー男爵ロバート・ウェルズリー・グローヴナー (1834-1918) 第3代エブリー男爵ロバート・ヴィクター・グローヴナー(18681921) 第4代エブリー男爵フランシス・エジャートン・グローヴナー(1883-1932) 第5代エブリー男爵ロバート・エジャートン・グローヴナー(英語版) (1914-1957) 第6代エブリー男爵(第8代ウィルトン伯爵)フランシス・エジャートン・グローヴナー (1934-)以降歴代当主は「ウィルトン伯爵」を参照

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