ガロカテコールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ガロカテコールの意味・解説 

ガロカテコール

(エピガロカテキン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 02:50 UTC 版)

ガロカテコール
識別情報
CAS登録番号 1617-55-6
PubChem 65084
MeSH Gallocatechol
特性
化学式 C15H14O7
モル質量 306.267 g/mol
精密質量 306.073953 u
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

エピガロカテキン(Epigallocatechin、EGC)またはガロカテコール(Gallocatechol)は、構造中にカテキンを含むフラバノールの1種である。食物に含まれる抗酸化物質の1つで、バナナ[1]カキザクロ[要出典]等に含まれている。

緑茶の健康作用の要因として知られるヒトのカンナビノイド受容体に対し、適度な親和力を持つ[2]

立体異性体

ガロカテコールには不斉中心が2位と3位に2つあり、合計で4つの立体異性体を考えることができる。

  • (2R,3S): (+)-ガロカテキン
  • (2S,3R): (−)-ガロカテキン
  • (2R,3R): (−)-エピガロカテキン
  • (2S,3S): (+)-エピガロカテキン

不斉中心2位のエピマーは、緑茶等に含まれる有名な(±)-ガロカテキン(gallocatechin、GC)であり、(+)-ガロカテキンも(-)-ガロカテキンも没食子酸残基がトランス型になっている。


関連項目

出典

  1. ^ S. Someya, Y. Yoshiki, K. Okubo. Antioxidant compounds from bananas (Musa cavendish). Food Chemistry, 2002.
  2. ^ “Tea catechins' affinity for human cannabinoid receptors”. Phytomedicine 17 (1): 19–22. (January 2010). doi:10.1016/j.phymed.2009.10.001. PMID 19897346. https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S0944-7113(09)00256-6. 

外部リンク



このページでは「ウィキペディア」からガロカテコールを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からガロカテコールを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からガロカテコール を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガロカテコール」の関連用語

ガロカテコールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガロカテコールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのガロカテコール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS