エノキタケリノール酸の体内への吸収や分布を明らかにするための体内動態試験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/06 08:45 UTC 版)
「エノキタケリノール酸」の記事における「エノキタケリノール酸の体内への吸収や分布を明らかにするための体内動態試験」の解説
エノキタケリノール酸をマウスに経口投与した実験では、肥満・II型糖尿病マウス(TSODマウス)は正常マウスと比べて膵臓、脾臓、腎臓へのエノキタケリノール酸の移行は有意に早かった。さらに、投与3時間後には増量傾向が認められ、24時間後でも有意な増量が認められた。この結果は、糖・脂質代謝異常が生じている状態(肥満・II型糖尿病)では、糖・脂質代謝に影響を及ぼす部位にエノキタケリノール酸は移行しやすいこと、さらに長時間にわたって作用を発現することを示している。(吉田徳ほか、2010)
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