エドワード・ラトリッジとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エドワード・ラトリッジの意味・解説 

エドワード・ラトリッジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 06:54 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
エドワード・ラトリッジ
Edward Rutledge
第39代 サウスカロライナ州知事
任期
1798年12月18日 – 1800年1月23日
副知事 ジョン・ドレイトン英語版
前任者 チャールズ・ピンクニー
後任者 ジョン・ドレイトン
大陸会議サウスカロライナ代表
任期
1774年 – 1776年
サウスカロライナ州上院議員英語版
チャールストン選出
任期
1796年11月28日 – 1798年12月6日
サウスカロライナ州下院議員英語版
チャールストン選出
任期
1783年1月6日 – 1796年11月28日
任期
1776年3月26日 – 1778年10月17日
個人情報
生誕 (1749-11-23) 1749年11月23日
イギリス領北米植民地 サウスカロライナ植民地チャールストン
死没 (1800-01-23) 1800年1月23日(50歳没)
アメリカ合衆国 サウスカロライナ州チャールストン
墓地 聖フィリップ聖公会墓地
政党 連邦党
配偶者 ヘンリエッタ・ミドルトン
メアリー・シュブリック・イブリー
署名
兵役経験
所属国 アメリカ合衆国
サウスカロライナ州
所属組織 サウスカロライナ民兵
軍歴 1778年–1781年
最終階級 大尉
戦闘 アメリカ独立戦争

エドワード・ラトリッジ: Edward Rutledge1749年11月23日 - 1800年1月23日)は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州の政治家である。アメリカ独立宣言に署名し、後にサウスカロライナ州知事を務めた。

伝記

長兄のジョン・ラトリッジと同様に、エドワード・ラトリッジはサウスカロライナ植民地チャールストンで生まれた。オックスフォード大学で法律を学び、イギリスの法廷弁護士として認められ、実習のためにチャールストンに戻った。ヘンリー・ミドルトンの娘ヘンリエッタ・ミドルトンと結婚し、3人の子供をもうけた。法律の業務では共同経営者のチャールズ・コーツワース・ピンクニーと共に成功を収めた。チャールストンでは指導的な市民となり、奴隷を50人以上所有した。

ラトリッジは兄のジョンと共に大陸会議ではサウスカロライナ代表となった。植民地の権利については確固たる支持者であったが、当初はイギリスからの独立を支持することを躊躇い、その代わりに母国との和解を望んでいた。南部の他の農園主と同様に、南部の基本的社会基盤を変革するアメリカの独立を望んではいなかった。大陸軍からアフリカ系アメリカ人を排除するために働き、アメリカ独立宣言から奴隷制奴隷貿易を非難する言葉を外させる努力をしてこれに成功した。それにも拘わらず、全会一致という形のために独立宣言に署名した。署名者の中では一番若く26歳だった。

1776年11月に故郷に戻り、サウスカロライナ邦議会の議員となった。サウスカロライナ民兵砲兵隊の大尉として従軍し、1779年のボーフォートの戦いに参戦した。翌年イギリス軍によるチャールストン包囲戦の結果、チャールストン市が陥落した時にイギリス軍の捕虜となり、1781年7月まで収監されていた。

アメリカ独立宣言大陸会議に提出する様子(ジョン・トランブル画『独立宣言』)。ラトリッジは右手奥に立っている。

釈放後にサウスカロライナ邦議会に戻り、1796年まで議員を務めた。活動的な議員として知られ、ロイヤリストの財産没収については推奨者となった。2年間サウスカロライナ州上院議員を務め、その後に州知事となった。しかし、その任期を全うしないうちに死んだ。

ラトリッジはミュージカル『1776年』の中に名前を残している。ジョン・アダムズトマス・ジェファーソンベンジャミン・フランクリン、およびジョン・ディキンソンに続く5番目の中心人物である。ブロードウェイに最初に掛けられたときはクリフォード・デイビッドが、1972年の映画ではジョン・カラムが演じた。ラトリッジは 三角貿易と植民地における奴隷制の見解について『糖蜜からラム酒そして奴隷』という歌を歌う。

参考文献

  • Williams, Patrick G.. "Rutledge, Edward". American National Biography Online, Feb. 2000.

外部リンク

先代:
チャールズ・ピンクニー
サウスカロライナ州知事
1798年 - 1800年
次代:
ジョン・ドレイトン



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エドワード・ラトリッジ」の関連用語

エドワード・ラトリッジのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エドワード・ラトリッジのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエドワード・ラトリッジ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS