エドワード・ジョンストンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 美術家 > 美術家・芸術家 > イギリスの美術家 > エドワード・ジョンストンの意味・解説 

エドワード・ジョンストン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/22 15:21 UTC 版)

エドワード・ジョンストン
Edward Johnston
生誕 1872年2月11日
ウルグアイ、サン・ホセ・デ・マジョ
死没 1944年11月26日
イギリスウェスト・サセックス

エドワード・ジョンストン(Edward Johnston, 1872年2月11日 - 1944年11月26日)は、イギリス工芸家タイポグラファー書体デザイナー)、カリグラファー。ウィリアム・リチャード・レザビー(William Richard Lethaby)らとイギリスにおけるアーツ・アンド・クラフツ運動を推進した。

1899年から中央美術工芸学校(Central School of Arts and Crafs)で文字彩飾クラス(Illuminating Class)を担当、教え子にエリック・ギル英語版(Eric Gill)、グレイリー・ヒューイット(Graily Hewitt)、ノエル・ルーク(Noel Rooke)、ハロルド・カーウェン(Harold Curwen)らがいた。

1916年にはロンドン地下鉄のためのサンセリフ書体ジョンストン英語版(Johnston)をデザインした。小文字の「i(アイ)」や「j(ジェイ)」のドットが菱形で、「l(エル)」にはカギ状のシッポがついているなど、特徴的なサンセリフ書体である。

また、ジョンストンは1919年にロンドン地下鉄のロゴタイプであるブルズアイ(bullseye)もデザインしている。円形マーク(roundel)に駅名などのラベルを交差させたもので、今もロンドンの至るところで目にすることができる。

なお、現在ロンドン地下鉄およびバスで使われている書体ニュー・ジョンストン(New Johnston)は、1979年から80年代にかけて、バンクス・アンド・マイルズ社に加わっていた日本人デザイナー河野英一がジョンストン・サンズを元にリデザインしたものである。

参考文献

  • Johnston, Edward: Writing and Illuminating, and Lettering, 1906
  • Howes, Justin: Johnston’s Underground Type, Capital Transport Publishing, 2000, ISBN 1-85414-231-3 (日本語版『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』2010年、ISBN 978-4-904596-01-2

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エドワード・ジョンストン」の関連用語

エドワード・ジョンストンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エドワード・ジョンストンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエドワード・ジョンストン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS