エッチュウバイとは? わかりやすく解説

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えっちゅう‐ばい〔ヱツチユウ‐〕【越中×蛽】

読み方:えっちゅうばい

エゾバイ科巻き貝日本海水深200500メートル海底にすむ。殻高約10センチ食用

エッチュウバイの画像

越中蛽

読み方:エッチュウバイ(ecchuubai)

エゾバイ科巻き貝

学名 Buccinum striatissimum


エッチュウバイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/22 11:33 UTC 版)

エッチュウバイ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
: Neogastropoda
: エゾバイ科 Buccinidae
: エゾバイ属 Buccinum 
: エッチュウバイ
B. striatissimum[1] 
学名
Buccinum striatissim
G. B. Sowerby III, 1899 
和名
エッチュウバイ

エッチュウバイBuccinum striatissimum Sowerby,1899)は、エゾバイ科エゾバイ属の巻貝。

分布

北陸から山陰にかけての日本海(越中には分布しない)[2]

形態

殻高12センチ、殻径7センチ。殻は比較的厚く、螺層は8階でよく膨らむ[3]。殻表は白色で、淡黄色の殻皮に覆われる[2]。縫合は深くくびれるため、直下では少し平らになる。殻表にはきわめて細かい螺糸が密に分布し、成長脈と交わって布目状となる。殻口外唇は厚くなり、外側に反転する。内側は白色[3]

生態

水深200 - 500メートルの細砂泥に生息[4]

人との関わり

食用にして美味[5]。冬にバイ籠(ツブ籠)という罠を沈めて漁獲する[4]

市場名でバイと言えば本種の他オオエッチュウバイなども含まれる[5]。また、エゾボラモドキをエッチュウバイと呼ぶ地域もある[4]

出典

  1. ^ Buccinum striatissimum”. WoRMS. 2022年8月22日閲覧。
  2. ^ a b 吉良 1989, p. 71.
  3. ^ a b 奥谷 2000, p. 495.
  4. ^ a b c 日本大百科全書 1989, p. 541.
  5. ^ a b 伊勢 1997, p. 901.

参考文献

  • 奥谷喬司(編著) 『日本近海産貝類図鑑』東海大学出版部、2000年12月20日。ISBN 978-4-486-01406-5 
  • 吉良哲明 『原色日本貝類図鑑』(改訂31刷)保育社、1989年2月1日。 ISBN 4-586-30004-3 
  • 伊勢直人 編 『現代おさかな図鑑 漁場から食卓まで』阿部宗明, 本間明郎(監修)、エヌ・ティー・エス、1997年11月25日。 ISBN 4-900830-22-4 
  • 『日本大百科全書』 3巻、小学館、1989年7月1日。 ISBN 4-09-526003-3 


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