ウェイクハースト男爵とは? わかりやすく解説

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ウェイクハースト男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 06:37 UTC 版)

ウェイクハースト男爵

紋章記述

Arms:Quarterly: 1st and 4th grandquarters: Azure on a Fess between in chief a Portcullis chained and in base a Martlet Or three Stags' Heads caboshed proper (Loder); 2nd grandquarter: the Royal Arms of King Charles II, viz. quarterly 1st and 4th. France and England quarterly; 2nd, Scotland; 3rd, Ireland, and overall a Baton Sinister Gules charged with three Roses Argent barbed and seeded proper (Beauclerk); 3rd grandquarter: per quarter Gules and Or in the first quarter a Mullet Argent (de Vere).Crest:A Stag's Head Caboshed transfixed by an Arrow bendwise point downwards all proper between two Escallops Or.Supporters:Dexter: a Russian Brown Bear proper; Sinister: a Greyhound Argent gorged with a Collar checky of the last and Azure
創設時期1934年6月29日
創設者ジョージ5世
貴族連合王国貴族
初代初代男爵ジェラルド・ローダー英語版
現所有者3代男爵ジョン・ローダー
相続人ティモシー・ローダー閣下
相続資格初代男爵の嫡出直系男子
付随称号なし
現況存続
モットーMurus Aeneus Conscientia Sana
(A sound conscience is a wall of brass)

ウェイクハースト男爵(: Baron Wakehurst)はイギリスの貴族男爵連合王国貴族爵位。政治家ジェラルド・ローダー英語版が1934年に叙されたことに始まる。

なお、ローダー家の持つ爵位は本爵位以外にない。

概要

歴史

2代男爵ジョン

保守党の政治家ジェラルド・ローダー英語版(1861-1936)ブライトン選挙区英語版選出の庶民院議員を務めた法廷弁護士で、議員退職後はサザン鉄道理事を1934年まで務めた[1][2]。彼は理事退任直前の1934年6月29日連合王国貴族としてサセックス州アーディングリーのウェイクハースト男爵(Baron Wakehurst, of Ardingly in the County of Sussex)に叙された[1][2][3]。彼ののちは、長男のジョンが爵位を襲った[1]

2代男爵ジョン(1895-1970)は外交官として活動して、ニューサウスウェールズ州総督北アイルランド総督職を歴任している[1][4][5]。彼は晩年の1962年ガーター勲章を授けられている[1][6]

その長子である3代男爵ジョン(1925-)2020年現在のウェイクハースト男爵家現当主である。

男爵家紋章

初代男爵ジェラルドはセント・オールバンズ公爵家令嬢ルイーズ・ド・ヴィアー・ボークラーク(1869-1958)と結婚したため、2代男爵ジョン以降の男爵家歴代当主は公爵家の血を引いている[1][7]。そのため右に示す紋章にはローダー家家紋に加えて、チャールズ2世の庶子を示すボークラーク家紋章及び名門オックスフォード伯爵ド・ヴィアー家紋章によってクォーターリングされる形となっている[1]

ウェイクハースト男爵(1934年)

ガーター勲章を叙勲されたことを示す2代男爵の紋章。エスカッシャン部分はローダー家単独の紋章が描かれている。
  • 初代ウェイクハースト男爵ジェラルド・ウォルター・アースキン・ローダー英語版 (1861–1936)
  • 第2代ウェイクハースト男爵ジョン・ド・ヴィアー・ローダー英語版 (1895–1970)
  • 第3代ウェイクハースト男爵ジョン・クリストファー・ローダー (1925 - )

法定推定相続人は現当主の息子であるティモシー・ウォルター・ローダー(1958-)閣下。

脚注

  1. ^ a b c d e f g Wakehurst, Baron (UK, 1934)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年3月9日閲覧。
  2. ^ a b Bonavia, Michael R. (1987). The History of the Southern Railway. London, UK: Unwin Hyman. ISBN 0-04-385107-X  pp. 24–25, 29.
  3. ^ No.34066”. The Gazette 3 July 1934. 2020年3月10日閲覧。
  4. ^ Cunneen, Chris. Australian Dictionary of Biography. Canberra: National Centre of Biography, Australian National University. http://adb.anu.edu.au/biography/wakehurst-second-baron-11934 
  5. ^ No.39709”. The Gazette 2 December 1952. 2020年3月10日閲覧。
  6. ^ No.42668”. The Gazette 8 May 1962. 2020年3月10日閲覧。
  7. ^ St Albans, Duke of (E, 1683/4)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年3月9日閲覧。

関連項目


ウェイクハースト男爵(1934年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 15:24 UTC 版)

「ウェイクハースト男爵」の記事における「ウェイクハースト男爵(1934年)」の解説

初代ウェイクハースト男爵ジェラルド・ウォルター・アースキン・ローダー(英語版) (1861–1936) 第2代ウェイクハースト男爵ジョン・ド・ヴィアー・ローダー(英語版) (1895–1970) 第3代ウェイクハースト男爵ジョン・クリストファー・ローダー (1925 - ) 法定推定相続人現当主の息子であるティモシー・ウォルター・ローダー(1958-)閣下

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