イリヤーの活躍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 02:50 UTC 版)
「イリヤー・ムーロメツ」の記事における「イリヤーの活躍」の解説
やがてイリヤーはチェルニーゴフの町に着き、町を包囲していたバスルマンの軍勢を追い払った。ブルイニの森では、人々に恐れられていた盗賊、怪鳥ソロウェイの右目を射抜き、これを捕らえた。 キエフに着くと、イリヤーは「太陽公」ウラジーミルに迎えられ、アリョーシャ・ポポーヴィチやドブルイニャ・ニキーティチらの英雄たちとも交誼を結ぶ。イリヤーは国境に向かい、この地を脅かしていた幽霊を退治した。その間に、キエフではイードリシチェ・ポガーノイェという化け物に城が占拠されていた。イリヤーは乞食に身をやつしてキエフに戻り、杖でイードリシチェを打ち倒した。 あるとき、ウラジーミル公は諸侯を招いて宴を催すが、イリヤーを招くことを忘れていた。怒ったイリヤーは、矢を射て宮殿の尖塔や教会の黄金の十字架や丸屋根を砕き、これを金に換え、町の酒場で宴会を開く。ウラジーミル公が謝罪すると、イリヤーはあらゆる酒場を貧乏人に3日間開放することを条件に仲直りした。
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