イリヤーの誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 02:50 UTC 版)
「イリヤー・ムーロメツ」の記事における「イリヤーの誕生」の解説
イリヤーはムーロムの町から離れたカラチャロ村の農家で生まれた。父親はイワン・チモヘーヴィチ。預言者イリヤーの日に生まれたことにちなんで名付けられた。老夫婦が子供が授かるよう祈ったすえに生まれた子供だったが、生まれつき手足が動かず、30歳まで家から出ることがなかった。 3人の旅の老人がイリヤーの家を訪れた。老人たちがイリヤーに声をかけると、イリヤーは立ち上がることができた。老人が薬を飲ませると、強大な力を得た。はじめに得た力があまりに強すぎたので、老人たちはもう一度薬をイリヤーに飲ませ、半分の力になるよう加減した。老人たちはイリヤーに、正教のため、国を乱す者と戦うため、弱い者を助けるためにこの力を使うことを約束させて去った。
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