イギリス国鉄325形電車とは? わかりやすく解説

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イギリス国鉄325形電車

(イギリス国鉄クラス325電車 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 10:58 UTC 版)

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イギリス国鉄325形電車
クルー駅に入線する325形
基本情報
製造所 ABBダービー工場(旧BREL)
製造年 1995・1996年
製造数 16編成
主要諸元
編成 4両編成
軌間 1,435 mm
最高速度 161 km/h
編成重量 138.5 t
長さ 先頭車 19.83 m
中間車 19.92 m
2.82 m
高さ 3.78 m
駆動方式 吊り掛け駆動方式
制御方式 電機子チョッパ制御
制動装置 空気ブレーキ
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325形(Class 325)は、1995年に登場したイギリス国鉄交直両用郵便電車である。マーク3客車の派生形式の1つであり、2021年現在ロイヤルメールの委託を受けたDBカーゴUK英語版によって運行されている。

概要

従来の機関車牽引の郵便輸送の電車化のため、1995年1996年ABBのダービー工場で4両編成16本が製造された[1][2]

走行機器類は319形と同一で、最高速度は160km/h、交流25kVの架空電車線方式と直流750Vの第三軌条方式の両方に対応する[2]

車体も319形が基本であるが、前面は465形ほか「ネットワーカー」シリーズの電車と同一のスタイルとなった[2]。シャッター式の扉が両側面に2箇所ずつ設けられ、各車の荷重は12tである。塗装はロイヤルメールの赤色を基調としている。

先頭車の連結器は自動連結器とネジ式連結器、緩衝器を併設しており、機関車による牽引も可能としている[1][2]

運用

4両編成16編成が製造されたが、うち1編成(325010)が2010年に事故廃車となったため、2021年現在残る15編成が在籍している。DBカーゴUKが運行を請け負っており[2]ロンドンの配送センターを拠点に西海岸本線経由でウォリントングラスゴー東海岸本線経由でニューカッスル・アポン・タインの郵便ターミナルを結ぶ郵便輸送列車で運用されている。

脚注

  1. ^ a b Julian Stray "Mail Trains", 2012. p57. ISBN 9780747810834
  2. ^ a b c d e DB Cargo UK Class 325 EMU - Royal Mail - DB Cargo UK、2017年11月20日

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