アーサー王と円卓の騎士たち (アルバム)とは? わかりやすく解説

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アーサー王と円卓の騎士たち (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 05:14 UTC 版)

『アーサー王と円卓の騎士たち』
リック・ウェイクマンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1974年10月16日-1975年1月10日
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル A&Mレコード/キングレコード
プロデュース リック・ウェイクマン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 2位(イギリス[1]
  • 21位(アメリカ[2]
  • 32位(日本[3]
  • リック・ウェイクマン アルバム 年表
    地底探検
    (1974年)
    アーサー王と円卓の騎士たち
    (1975年)
    リストマニア
    (1975年)
    テンプレートを表示

    アーサー王と円卓の騎士たち』(The Myths and Legends of King Arthur and the Knights of the Round Table)は、1975年に発表されたリック・ウェイクマンの3作目のアルバム[4]イエス脱退後の最初のアルバムである。

    概要

    アーサー王物語』に基づいた作品で、オーケストラの導入など前作『地底探検』との関連性が感じられるとされている[要出典]。前作に引き続いてウィル・マローンがオーケストラのための編曲を担当した。

    LP盤には、ジャケットとほぼ同寸で、2ページのライナーノートを含んだ12ページの『アーサー王と円卓の騎士たち』の豪華ブックレットが添付された。

    日本盤はキングレコード(1975年、LP、GP-230)、ポニーキャニオン(1988年、CD、D20Y4027)、ユニバーサル・インターナショナル(2003年、CD、UICY-9263)から発売されている。

    その後の『アーサー王と円卓の騎士たち』

    アルバム発表後の1975年5月30日から6月1日まで、ロンドンのウェンブリー・エンパイア・プールに作られたスケートリンクで、本作の完全再演を中心としたアイス・ショーが開かれた[5][注釈 1]。リンク中央には巨大な城を連想させるステージが建てられ、ウェイクマンを含んだ7人編成のバンド、ナレーター、オーケストラ、2つの合唱団が本作を再演し、氷上では国の内外から招待された一流のスケーターが舞った。3つのショーの入場券は完売して、観客は大いに熱狂した。このショーの模様は録画されて、日本でも同年12月21日にNHK総合テレビジョンの『ヤング・ミュージック・ショー』で放映された[6][7][注釈 2]。2007年にはDVD『1975 Live at the Empire Pool King Arthur on Ice』が発売された[8]

    「Arthur」の一部は1979年から1997年、及び2005年に英国放送協会(BBC)の選挙報道のテーマ曲として使用された。

    リマスター盤

    2015年CDのリマスター盤と、ハイレゾ音源や4ch音源を収録したDVDオーディオの2枚組セットが発売された。

    『アーサー王と円卓の騎士たち 2016』

    2016年には、再録音盤にして楽曲を増やした拡張版の『アーサー王と円卓の騎士たち 2016』(The Myths & Legends of King Arthur & The Knights of the Round Table 2016)が発売された[9]

    収録曲

    1. アーサー王 - "Arthur" – 7:26
    2. 湖の妖精 - "Lady of the Lake" – 0:45
    3. 王妃グィネヴィア - "Guinevere" – 6:00
    4. 湖の騎士ラーンスロットと黒騎士 - "Sir Lancelot and the Black Knight"– 5:21
    5. 魔術師マーリン - "Merlin the Magician" – 8:51
    6. 騎士ガラハド - "Sir Galahad" – 5:51
    7. 最後の戦い - "The Last Battle" – 9:41

    『アーサー王と円卓の騎士たち 2016』

    太字はオリジナル・レコーディング時と同じ楽曲

    ディスク1
    1. 序章 - "The Choice of King" – 0:11
    2. アーサー王 - "King Arthur" – 7:30
    3. 魔女モルガン - "Morgan Le Fay" – 7:20
    4. 湖の妖精 - "Lady of the Lake" – 0:47
    5. アーサーの女王 - "Arthur's Queen" – 0:36
    6. 王妃グィネヴィア - "Guinevere" – 6:35
    7. 湖の騎士ラーンスロットと黒騎士 - "Lancelot & The Black Knight" – 5:55
    8. エレイン姫 - "Princess Elaine" – 6:39
    9. 王都キャメロット - "Camelot" – 5:51
    ディスク2
    1. マーリンの王 - "The King of Merlins" – 0:44
    2. 魔法の秘薬 - "A Wizard's Potion" – 0:36
    3. 魔術師マーリン - "Merlin The Magician" – 7:38
    4. 聖なる杯 - "The Chalice" – 0:48
    5. 伝説の聖杯 - "The Holy Grail" – 6:05
    6. 最上の騎士 - "The Best Knight" – 0:43
    7. 闘争 - "The Contest" – 0:33
    8. 騎士ガラハド - "Sir Galahad" – 5:13
    9. 騎士パーシヴァル - "Percival The Knight" – 9:30
    10. 聖剣エクスカリバー - "Excalibur" – 0:30
    11. 最後の戦い - "The Last Battle" – 9:51

    パーソネル

    2016年版 パーソネル

    脚注

    注釈

    1. ^ ウェイクマンは完成した本作にとても満足して、エンパイア・プールでコンサートを開きたいと思った。プロモーターに「現時点でエンパイア・プールが空いている日はすべて、次の催し物のために氷が張られているので使用できない」と言われると、彼は「じゃあ、氷の上でやろう」と言い放った。
    2. ^ 1976年5月29日再放送。

    出典

    1. ^ ChartArchive - Rick Wakeman
    2. ^ Rick Wakeman - Awards : AllMusic
    3. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.315
    4. ^ rwcc.com”. 2023年10月8日閲覧。
    5. ^ Wakeman (1995), pp. 131–132.
    6. ^ nhk.or.jp”. 2023年10月1日閲覧。
    7. ^ 城山隆『僕らの「ヤング・ミュージック・ショー」』情報センター出版局、2005年、359頁。ISBN 978-4795843622 
    8. ^ rwcc.com”. 2023年10月1日閲覧。
    9. ^ rwcc.com”. 2023年10月13日閲覧。

    引用文献

    • Wakeman, Rick (1995). Say Yes!. London: Hodder & Stoughton. ISBN 0340621516 

    外部リンク




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