アーサー王と円卓の騎士たち (アルバム)とは? わかりやすく解説

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アーサー王と円卓の騎士たち (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 13:55 UTC 版)

アーサー王と円卓の騎士たち
リック・ウェイクマンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1974年10月16日-1975年1月10日
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル A&M records/キングレコード
プロデュース リック・ウェイクマン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 2位(イギリス[1]
  • 21位(アメリカ[2]
  • 32位(日本[3]
  • リック・ウェイクマン アルバム 年表
    地底探検
    (1974)
    アーサー王と円卓の騎士たち
    (1975)
    リストマニア
    (1975)
    テンプレートを表示

    アーサー王と円卓の騎士たち』(The Myths and Legends of King Arthur and the Knights of the Round Table)は、1975年に発表されたリック・ウェイクマンの3作目のアルバム[4]イエス脱退後の最初のアルバムである。

    概要

    アーサー王物語」に基づいた作品で、オーケストラの導入など前作『地底探検』との関連性が感じられるとされている[要出典]。前作に引き続いてウィル・マローンがオーケストラの為の編曲を担当した。

    LP盤には、ジャケットとほぼ同寸で、2ページのライナーノートを含んだ12ページの「アーサー王と円卓の騎士たち」の豪華ブックレットが添付された。

    日本盤はキングレコード(1975年、LP、GP-230)、ポニーキャニオン(1988年、CD、D20Y4027)、ユニバーサル・インターナショナル(2003年、CD、UICY-9263)から発売されている。

    リマスター盤

    • 2015年CDのリマスター盤と、ハイレゾ音源や4ch音源を収録したDVDオーディオの2枚組セットが発売された。

    収録曲

    1. Arthur – 7:26 (アーサー王)
    2. Lady of the Lake – 0:45 (湖の妖精)
    3. Guinevere – 6:00 (王妃グィネヴィア)
    4. Sir Lancelot and the Black Knight – 5:21 (湖の騎士ラーンスロットと黒騎士)
    5. Merlin the Magician – 8:51 (魔術師マーリン)
    6. Sir Galahad – 5:51 (騎士ガラハド)
    7. The Last Battle – 9:41 (最後の戦い)

    クレジット

    Ashley Holt, Gary Pickford Hopkins (Vocals)
    Jeffery Crampton (Guitars)
    Roger Newell (Bass)
    Barney James (Drums)
    John Hodgson (Percussion)

    その後の「アーサー王と円卓の騎士たち」

    アルバム発表後の1975年5月30日から6月1日まで、ロンドンのウェンブリー・エンパイア・プールに作られたスケートリンクで、本作の完全再演を中心としたアイス・ショーが開かれた[5][注釈 1]。リンク中央には巨大な城を連想させるステージが建てられ、ウェイクマンを含んだ7人編成のバンド、ナレーター、オーケストラ、2つの合唱団が本作を再演し、氷上では国の内外から招待された一流のスケーターが舞った。3つのショーの入場券は完売して、観客は大いに熱狂した。このショーの模様は録画されて、日本でも同年12月にNHK総合テレビジョンの『ヤング・ミュージック・ショー』で放映された[6]。2007年にはDVD1975 Live at the Empire Pool King Arthur on Iceが発売された[7]

    "Arthur"の一部は1979年から1997年、及び2005年に英国放送協会(BBC)の選挙報道のテーマ曲として使用された。

    2016年には、再録音盤The Myths & Legends of King Arthur & The Knights of the Round Table 2016が発売された[8]

    The Myths & Legends of King Arthur & The Knights of the Round Table 2016

    収録曲

    1. "The Choice of King" (0:11)
    2. "King Arthur" (7:30)
    3. "Morgan Le Fay" (7:20)
    4. "Lady of the Lake" (0:47)
    5. "Arthur's Queen" (0:36)
    6. "Guinevere" (6:35)
    7. "Lancelot & The Black Knight" (5:55)
    8. "Princess Elaine" (6:39)
    9. "Camelot" (5:51)
    10. "The King of Merlins" (0:44)
    11. "A Wizard's Potion" (0:36)
    12. "Merlin The Magician" (7:38)
    13. "The Chalice" (0:48)
    14. "The Holy Grail" (6:05)
    15. "The Best Knight" (0:43)
    16. "The Contest" (0:33)
    17. "Sir Galahad" (5:13)
    18. "Percival The Knight" (9:30)
    19. "Excalibur" (0:30)
    20. "The Last Battle" (9:51)

    演奏者

    • リック・ウェイクマン - キーボード
    • アシュレー・ホルト - ボーカル
    • Hayley Sanderson - ボーカル
    • Dave Colquhoun - ギター
    • マット・ペグ - ベース
    • トニー・フェルナンデス - ドラムス
    • The Orion Orchestra
    • イギリス室内合唱団
    • The Nottingham Festival Male Voice Choir
    • Guy Protheroe - 指揮
    • Ian Lavender - ナレーション

    脚注

    注釈

    1. ^ ウェイクマンは完成した本作に大変満足して、エンパイア・プールでコンサートを開きたいと思った。プロモーターに「現時点でエンパイア・プールが空いている日は全て、次の催し物の為に氷が張られているので使用できない」と言われると、彼は「じゃあ、氷の上でやろう」と言い放った。

    出典

    1. ^ ChartArchive - Rick Wakeman
    2. ^ Rick Wakeman - Awards : AllMusic
    3. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.315
    4. ^ rwcc.com”. 2023年10月8日閲覧。
    5. ^ Wakeman (1995), pp. 131–132.
    6. ^ nhk.or.jp”. 2023年10月1日閲覧。
    7. ^ rwcc.com”. 2023年10月1日閲覧。
    8. ^ rwcc.com”. 2023年10月13日閲覧。

    引用文献

    • Wakeman, Rick (1995). Say Yes!. London: Hodder & Stoughton. ISBN 0340621516 



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