アレクサンドル・ザポロージェツ (心理学者)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アレクサンドル・ザポロージェツ (心理学者)の意味・解説 

アレクサンドル・ザポロージェツ (心理学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 03:22 UTC 版)

アレクサンドル・ウラジーミロヴィチ・ザポロージェツロシア語: Александр Владимирович Запорожец, ラテン文字転写: Alexander Vladimirovich Zaporozhets 1905年9月12日(ユリウス暦8月30日)- 1981年10月7日)は、ソビエト連邦心理学者


注釈

  1. ^ レオンチェフはこの発想をセチェノフの研究から得たとする。感覚や知覚の発生には運動が関与する。形成されつつある視覚的経験と触・運動経験との連合は、対象的現実によって決定された心理現象としての感覚の起源にとって重要な契機となる。感覚の背後には外界のいかなるものが潜むのか。「運動は、手を外界の対象物と実地の接触をさせ、「実質的出会」をさせるとき、必ずその物の特性に従う。手は、物に触れるときその輪郭にしたがって動きつつ、物の大きさと外形を再現し、手の運動器官から出る信号によって、物の「模写」を脳にこしらえる。」「「訓練された目の網膜」というのは、実をいうと、初め手から学んだ目の網膜のことである。」なお、「客体自体は、客体に沿って動く手には与えるような物理的抵抗を、視線の運動には与えない」。(「感性的反映の仕組について」レオンチェフ著『認識の心理学』木村正一訳、世界書院、1967年所収)
  2. ^ 1958年のズィンチェンコの実験による。なお、邦訳書としては、『随意運動の発達』にズィンチェンコの研究内容が、また、『知覚と行為』の中に知覚の諸過程における運動性成分の役割についての記載がある。
  3. ^ 松野豊訳に基づく。
  4. ^ 乾孝が校閲した。

出典

  1. ^ カルル・レヴィチン著『ヴィゴツキー学派ーソビエト心理学の成立と発展ー』ナウカ、1984年
  2. ^ アレクサンドル・ルリヤ著『ルリヤ現代の心理学』文一総合出版、1980年
  3. ^ アンナ・リュブリンスカヤ著『幼児の発達と教育』明治図書出版、1965年
  4. ^ アレクサンドル・ザポロージェツ著『随意運動の発達』世界書院、1965年
  5. ^ カルル・レヴィチン著『ヴィゴツキー学派ーソビエト心理学の成立と発展ー』ナウカ、1984年
  6. ^ アレクサンドル・ザポロージェツ著『随意運動の発達』世界書院、1965年
  7. ^ 松野豊訳、ザポロージェツ『随時運動の発達―認識と行為の形成―』世界書院、1965年所収
  8. ^ アレクサンドル・ザポロージェツ著『随意運動の発達』世界書院、1965年


「アレクサンドル・ザポロージェツ (心理学者)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アレクサンドル・ザポロージェツ (心理学者)」の関連用語

アレクサンドル・ザポロージェツ (心理学者)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アレクサンドル・ザポロージェツ (心理学者)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアレクサンドル・ザポロージェツ (心理学者) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS