アル・サヒア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 02:40 UTC 版)
アル・サヒア (アラビア語: السحجة, ラテン文字転写:Al-Sahja)は、パレスチナやヨルダンで人気のある踊りで、イギリス委任統治領パレスチナ時代から非常に人気を博す様になった。主にパレスチナの北部及び中央部で踊られ、南部では、更にアル・サマー(アラビア語: السامر, ラテン文字転写:Al-Samir)、アル・ダヒィヤ(アラビア語: الدحية, ラテン文字転写:Al-Dahiyya) の2つのタイプがある。アル・サマーでは2列の男たちが向かい合い、民俗的な技を競い合う。時には、即興動作の他、互いをなじりあい、その言葉のやり取りの巧みさを競う。アル・ダヒィヤは、同種の踊りのベドウィン版で、プロの女性の踊り手2つの男性の列の間で踊り、踊り手の気を引くべく男達は競い合い、時には踊り手に金を与えたりする。アル・サヒアは、zafat al-'areesと呼ばれる「新郎の披露宴」の前に、夜に行われるのが通常である。その村の参列者の男たちのほとんどが加わり、時には、男たちは他の婚礼の祝いに出席したり、直接踊りに加わったりもする。
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