アル=カーミル
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アル=カーミル(al-Malik al-Kāmil Nāsir al-Dīn Muḥammad b. Abū Bakr b. Ayyūb;アラビア語: الملك الكامل ناصر الدين محمد بن أبو بكر بن أيوب 、生没年:1180年 - 1238年3月6日)は、アイユーブ朝の第5代スルターン(在位:1218年-1238年)。初代スルターン・サラディンの弟に当たる第4代スルターン・アル=マリク・アル=アーディル・サイフッディーン・アブー・バクルの子で恐らく長子。本名はナースィルッディーン・ムハンマドで、アイユーブ朝のスルターンに即位するにあたり冠せられた尊称「アル=マリク・アル=カーミル」から通常「スルターン・(アル=マリク・)アル=カーミル」などと称される。アラビア語で「カーミル al-Kāmil 」は「完全(なるもの)」を意味する。
- 1 アル=カーミルとは
- 2 アル=カーミルの概要
- 3 生涯
- 4 参考文献
アル=カーミル
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「ジハード (小説)」の記事における「アル=カーミル」の解説
17歳。元はヴァレリーの命を狙う暗殺教団のアサシンであり、ヴァレリーの実の息子だと偽って彼の家に潜入するが、ヴァレリーやシャラザードらのむき出しの人間性が彼の心に振幅をもたらす。以後、ヴァレリー集団の影として、彼らを守る寡黙な戦士として自らを任じた。物語中盤にリチャード暗殺に失敗して以降は自ら危険を冒すことも無くなり、ヴァレリーやシャラザードを見守る立場となった。その後も、実際にヴァレリーの息子とされてしまい、ヴァレリーの後継となることが暗示される。史実におけるアル・アーディルの息子、アル・カーミル(アラビア語で「完全」の意味を持つ)にちなむ。
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