アルスター地方の反発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 23:14 UTC 版)
「1829年ローマ・カトリック信徒救済法」の記事における「アルスター地方の反発」の解説
アイルランド北東部にあるアルスター地方のプロテスタント住民はカトリック解放運動と比べて出遅れたものの、1828年末にはカトリック解放を阻止すべく動員をはじめた。オコンネル派のジャック・ローレス(Jack Lawless)がアルスターでカトリック解放を支持する集会を開催すると、プロテスタント側も態度を硬化してパンフレットの出版、反カトリック解放組織の設立、請願の提出などの行動に出たが、資金不足に悩まされ、政府からの支持もほとんどなかった。後にカトリック信徒救済法が可決されると、貴族やジェントリ階級からの反発は沈静化したが、中流と労働者階級は引き続き行進などでカトリックに対する支配を示した。
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