アルグス As 410とは? わかりやすく解説

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アルグス As 410

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 05:44 UTC 版)

現存するアルグス As 410

アルグス As 410Argus As 410)は、1938年に最初に生産された小型航空機用の倒立V型空冷エンジンである[1]

設計と開発

As 410は以前のアルグス社のエンジンから発展したものであり、新たな製造技術を用いることでより高い回転速度出力を得ていた。このエンジンは、冷却用の深いフィンを刻んだ105 mm x 115 mmという小さなシリンダーアルミニウムシリンダーヘッド、ギア駆動のスーパーチャージャー合金鋼クランクシャフトマグネシウム合金製クランク・ケースから構成されている。エンジン重量は約315 kg、出力465 PS (459 hp, 342 kW) at 3,100 rpmであった。およそ2万8,700基のエンジンが製造された[2]

外観で特徴あるのはプロペラ軸先端の羽の付いたスピナーであった。これは風車のように空気の流れにより駆動され、可変ピッチ式プロペラのアクチュエーター用の動力に使用された。

より高出力で改良されたアルグス As 411はこのAs 410から発展した。

搭載機

要目

(As 410)

出典

脚注

  1. ^ Jane's 1989, p.286.
  2. ^ Gunston 1989, p.16.

参考文献

  • Gunston, Bill. World Encyclopedia of Aero Engines. Cambridge, England. Patrick Stephens Limited, 1989. ISBN 1-85260-163-9
  • Jane's Fighting Aircraft of World War II. London. Studio Editions Ltd, 1989. ISBN 0-517-67964-7

関連項目

外部リンク




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