DNAグリコシラーゼとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > 酵素 > DNAグリコシラーゼの意味・解説 

DNAグリコシラーゼ

(アルキルグアニングリコシラーゼ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 16:11 UTC 版)

ウラシルDNAグリコシラーゼの構造。

DNAグリコシラーゼ(DNA glycosylase、EC 3.2.2.3)は、DNAのN-グリコシド結合加水分解する酵素の総称で、塩基除去修復において傷害のある塩基をDNAから取り除く役割を担う。チミンDNAグリコシラーゼ英語版ウラシルDNAグリコシラーゼ英語版オキソグアニングリコシラーゼなど、傷害塩基の種類によってさまざまなものが存在する。反応の結果生じた塩基の無い部位(AP site)は、APエンドヌクレアーゼ、DNAリガーゼ等の塩基除去修復経路の下流の酵素によって処理される。

ウラシルDNAグリコシラーゼは、PCR産物間のコンタミネーションの防止のためにも使われている[1]。この他、ヒトの解糖系での反応を触媒する酵素の1つで、4量体で活性を示すグリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼの単量体が、ヒトのウラシルDNAグリコシラーゼと同じ物であることが判明した[2]

出典

参考文献

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」からDNAグリコシラーゼを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からDNAグリコシラーゼを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からDNAグリコシラーゼ を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「DNAグリコシラーゼ」の関連用語

DNAグリコシラーゼのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



DNAグリコシラーゼのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのDNAグリコシラーゼ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS