塩基除去修復とは? わかりやすく解説

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ヌクレオチド除去修復

同義/類義語:塩基除去修復, 除去修復,
英訳・(英)同義/類義語:Nucleotide excision repair (NER), excision repair

DNA修復機構一つで、変異したヌクレオチドを含む領域DNA鎖から切断除去し残った相補鎖を鋳型として新たにDNAを再合成することで修復する

塩基除去修復

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/28 23:34 UTC 版)

塩基除去修復(えんきじょきょしゅうふく、base excision repair)は、生体に備わっているDNA修復機構の1つで、DNAを構成する塩基の損傷を修復する。省略してBERと呼ばれる。

DNAを構成する塩基は恒常的に活性酸素種やアルキル化剤、また自発的な加水分解などにより損傷を受けており、これらの損傷塩基が修復されずに放置されると突然変異など、細胞にとって有害な影響を及ぼす可能性がある。生体内において、このような1塩基の損傷は塩基除去修復機構によって修復されることが知られている。

BERはDNA中に生じた損傷塩基を認識し、損傷塩基を切断、生じたギャップを鋳型鎖の情報をもとに埋めることで遺伝情報の維持に寄与している。これらの反応にはDNAグリコシラーゼ、APエンドヌクレアーゼ、DNAポリメラーゼDNAリガーゼといった酵素が関与している。



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