アメリカ陸軍情報部隊へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 14:06 UTC 版)
「クラウス・バルビー」の記事における「アメリカ陸軍情報部隊へ」の解説
戦後、本来ならばすぐにでもニュルンベルク裁判などの連合軍による裁判で裁かれてもおかしくなかったが、アメリカ軍はフランス政府が戦犯として追及するバルビーを、情報部にいた際の知識と経験から、当時ヨーロッパで始まりつつあった冷戦下における対ソ及びドイツ共産党員に対する情報網の設置に役立つ人物と判断し、1947年からアメリカ陸軍情報部隊(CIC)の工作員として利用した。 やがてフランスの諜報機関は、アメリカがバルビーをかくまっているという事実を嗅ぎつけ、引き渡しを要求し始めた。しかしフランス政府の度重なる引き渡し要求にもかかわらず、バルビーの利用価値を高く評価していたアメリカは引き渡しを拒否し続けた。
※この「アメリカ陸軍情報部隊へ」の解説は、「クラウス・バルビー」の解説の一部です。
「アメリカ陸軍情報部隊へ」を含む「クラウス・バルビー」の記事については、「クラウス・バルビー」の概要を参照ください。
- アメリカ陸軍情報部隊へのページへのリンク