アピキウス (2世紀の人物)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アピキウス (2世紀の人物)の意味・解説 

アピキウス (2世紀の人物)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/26 06:10 UTC 版)

アテナイオスの著作『食卓の賢人たち(デイプノソフィスタイ)』によると、アピキウスアピシウスラテン語: Apicius2世紀頃)は、古代ローマコックで、115年ころにメソポタミアへ遠征していた際に、トラヤヌス帝に献上する生ガキを梱包する方法を発見した人物とされる[1][2]。アテナイオスの著作は、関連部分が失われているため、アピキウスに関する情報は、『食卓の賢人たち』の概要を伝えるエピトーメ英語版を介してのものしかない。もし、その情報が正しければ、1世紀最初のアピキウスから数えて、古代ローマの食に関する専門家としてアピキウスと名乗った3番目の人物ということになる。

古代ローマ後期の料理書アピキウス』には、生ガキの保存処理のレシピがある。これは、この料理書に唯一残された、いずれかのアピキウスに関する歴史的情報であるかもしれない。

脚注

  1. ^ Athenaeus, Deipnosophistae 1.7d.
  2. ^ Suda, s. v. ὄστρεα

参考文献

  • Epitome of Athenaeus 1.7d
  • Apicius 1.12

関連文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アピキウス (2世紀の人物)」の関連用語

アピキウス (2世紀の人物)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アピキウス (2世紀の人物)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアピキウス (2世紀の人物) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS