アダー登場編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:03 UTC 版)
昔々、ムシたちの棲む緑豊かな森があり、森の妖精の少年・ポポとともに、平和な日々を過ごしていた。そんなある日、遠い国から人間が連れてきたムシたちが現れ、森が荒らされてしまう。そこに現れたのは、森を追放されたばかりの妖精・アダーだった。奴らは森を支配しようと、強いムシを操っていたのだ。ポポの前から姿を消したアダーは、アジトの中で外国甲虫を改造し、赤い目となってポポの前に幾度となく襲いかかってくる。激戦の末にポポはアダーの野望を食い止め、檻に閉じ込めたが、機嫌の悪い一匹の甲虫によって逃がされた。どうやらアダーは虫笛によって機嫌を悪くするなどの巧妙な手口を使っていたのだ。機嫌の悪い甲虫を正したポポは、そのムシとともにアジトに乗り込み、再びアダーを追い詰める。だが、この森が自分のものにならないと確信したアダーは、森に火を放ってしまう。完全に行き場を失ったポポに、森の王者・ムシキングが駆けつけ、今度こそアダーを追い詰める。だが、ムシキングは平和な森を守ろうとするあまり、アダーとともに燃える森に落下してしまうのだった。
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