りゅうこつ座a星とは? わかりやすく解説

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りゅうこつ座a星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/23 21:42 UTC 版)

りゅうこつ座a星[1]
a Carinae
星座 りゅうこつ座
見かけの等級 (mv) 3.40[1]
分類 分光連星[1]
位置
元期:J2000.0[1]
赤経 (RA, α)  09h 10m 58.08639s[1]
赤緯 (Dec, δ) −58° 58′ 00.8172″[1]
赤方偏移 0.000078[1]
視線速度 (Rv) 23.3 km/s[1]
固有運動 (μ) 赤経: -16.64 ミリ秒/年[1]
赤緯: 15.00 ミリ秒/年[1]
年周視差 (π) 7.30 ± 0.35ミリ秒[1]
(誤差4.8%)
距離 450 ± 20 光年[注 1]
(137 ± 7 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) -2.3[注 2]
物理的性質
スペクトル分類 B2IV-V [1]
色指数 (B-V) -0.19[2]
色指数 (U-B) -0.70[2]
色指数 (R-I) -0.19[2]
他のカタログでの名称
りゅうこつ座V357番星[1]
CPD -58 1419[1]
HD 79351[1]
HIP 45080[1], HR 3659[1]
SAO 236693[1]
Template (ノート 解説) ■Project

りゅうこつ座a星は、りゅうこつ座の恒星で3等星。

ニセ十字を形成する2等星のι星から離角1度未満に位置する[3]

特徴

周期6.7447日の分光連星とされるが、個々の星については、等光の場合から極端な差がある場合まで考えられており、よくわかっていない[3]。いずれの場合でも、3.20等から3.56等に変光する楕円体状変光星と考えられる[3]変光星総合カタログでは、近年は変光を確認できていない[4]。2つの星はケプラーの法則より0.14天文単位の距離にあり、各7.5太陽質量と仮定した場合、2つの白色矮星となった後、Ia型超新星となる可能性がある[3]

脚注

注釈

  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算
  2. ^ 視等級 + 5 + 5×log(年周視差(秒))より計算。小数第1位まで表記

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r Results for a Car”. SIMBAD Astronomical Database. 2017年8月28日閲覧。
  2. ^ a b c 輝星星表第5版
  3. ^ a b c d James B. Kaler. “a Carinae”. STARS. 2017年8月28日閲覧。
  4. ^ GCVS”. Results for V357 car. 2017年8月28日閲覧。

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