よっかいちぜんそく

デジタル大辞泉

よっかいち‐ぜんそく【四日市^×喘息】

読み方：よっかいちぜんそく

三重県四日市市で昭和37年（1962）ころより、石油コンビナートから排出された硫黄酸化物による大気汚染公害のため、住民に多数発生した気管支喘息。訴訟が起こされて昭和47年（1972）に患者側の勝訴となり、排出量の規制や公害健康被害補償法の制定などに影響を与えた。

時事用語のABC

四日市ぜんそく（よっかいちぜんそく）

四日市ぜんそくは４大公害の一つだ。石油コンビナートからの亜硫酸ガスが三重県四日市市の空気を汚染した。その大気汚染によって工場周辺の住民がぜんそくになったものだ。特に気管支に悪影響が出た。

四日市ぜんそくの発生時期は、1961年ころからだ。また、おもな被害地域は､三重県四日市市の石油コンビナート周辺だ。

（2000.11.08掲載）