目切河童
読み方:めきりかっぱ,めぎりかっぱ
- 詐欺賭博の一。碁石小揚枝其他を握り丁か半かを当てしむるもの。
- 詐欺賭博の一種で先づ胴親が碁石、銅貨、軸木、小楊枝等、数あるものの中若干を握り対者をして、奇数か(半)偶数(丁)かを云ひ当てしめて、賭金の授受をなすものであるが、此の際、胴親が計算上必勝なる数を握る故、対者(張手)の連敗は当然の事である。此の目切りかつぱは通常二かつぱと称するものが最も多く行はれて居る。此の二かつぱとは、胴親が無造作に若干数を握りたるが如く装ひ、其実、必ず奇数を握り、張手が丁(偶数)に張りたる時は、其の証拠として手中のものより二個を除き、他を計算す、即ち残部は奇数(半)となり、親の勝となる。又張手が半(奇数)に張りたる時は其の証として一を除き、他を計算す、即ち残部は丁なる事自明の理である。故に張手が如何に焦つても連敗を喫する事は当然である。
- 詐欺賭博の一種を云ふ。
- 詐欺賭博の一種をいう。
分類 詐欺犯
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