まっぽうしそう

デジタル大辞泉

まっぽう‐しそう〔マツポフシサウ〕【末法思想】

読み方：まっぽうしそう

仏教の歴史観の一。末法に入ると仏教が衰えるとする思想。日本では、平安後期から鎌倉時代にかけて流行。平安末期の説によれば、永承7年（1052）に末法の世を迎えるとした。

防府歴史用語辞典

末法思想 （まっぽうしそう）

仏教の考え方で、釈迦［しゃか］の教えと正しい行い・行いによる悟りの３つがある状態から、悟りがなくなり、次に正しい行いもなくなっていくという考えが末法思想です。悟りと正しい行いがなくなった状態が末法［まっぽう］で、釈迦の死後１０００年たった、１０５２年から末法になると信じられていました。

関連項目

防府の歴史「末法思想」（４－４４）