法名

世界宗教用語大事典

ほうみょう 【法名】

法号・法諱とも。〈法の名字〉の意で、受戒・得度の時、俗名を改めて授けられるのが法の名字。仏教教団に加入した者の名前。受戒してうけるので戒名ともいうが、授戒しない宗派もあるから法名が一般的呼称。法名（戒名）は厳密にいえば、わずか二字で足りるが、院号・道号・位号といった一種のかざりが付いて長くなっている。宗派や寺の伝統で種々の形式があるが、基本形式は左のとおり。院号道号戒名位号